ここから本文です

水球委調査報告書に選手不信感「なぜ誰も聞きに来ない」…女子代表強化合宿打ち切り問題

7/25(水) 5:03配信

スポーツ報知

 今月行われていた水球女子日本代表の強化合宿が予定の日数を終えずに打ち切られた問題に関し、日本水泳連盟の水球委員会が連盟に23日に出した調査報告書が、差し戻される可能性があることが24日、分かった。水球委は全ての選手に調査したとしているが、一部の選手や関係者からは、直接、経緯や原因の聞き取りがなされていないことに対し不信感を抱く声も上がっている。連盟は報告書を吟味した上で、不足な点があれば再調査を命じる構えだ。

 合宿打ち切り問題の再調査の可能性が出てきた。水球委は23日に連盟に調査報告書を提出。「指導者、選手たちに全て聞き取りを行った」上での報告とされているが、一部の選手、関係者からは調査方法に不信感を抱く声も上がっている。

 16日からの横浜市の日体大での合宿に参加していた代表選手は13人。少なくとも半数以上の選手については、代表の関係者を通じ、現在の心境や健康状態、アジア大会への参加意思を問い合わせたのみで、肝心の打ち切りに至るまでの原因などに関し、選手たちが水球委に対して説明する場は設けられていない。水球委に向け「なぜ実際にいた私たちに誰も聞きに来ないのか」「どうにか穏便に済ませようとしているのか」と疑問を呈する選手、関係者が複数存在している。

 今回の合宿打ち切りは、最終的に選手側が申し出たもの。決定打となったのは18日の深夜にフェイスブック(FB)上で男子日本代表監督の大本洋嗣氏(51)が女子代表を批判したことで、大本氏本人への聞き取りは済んでいるもようだ。ただ、もう一方の当事者たちの言い分を聞かずして十分な調査と言えるのか、疑問を呈する声もある。

 30日からは川崎市内で再び合宿があるが、複数の代表選手は精神的に強いショックを受けているため、練習も再開できず、カウンセリングなども受けている状況だ。

 水連は今後、倫理委員会を開いた上で関係者の処遇を決める構えだったが、「(調査は)そんな簡単なものではない」と差し戻しの可能性を示唆した。

 ◇水球女子合宿問題経過

 ▼7月16日 横浜市内(日体大)で合宿スタート。

 ▼18日 練習試合でプレーを巡ってトラブル。深夜に男子代表の大本監督がフェイスブックに女子代表を批判する内容を投稿。

 ▼19日 午前中に選手が投稿を発見したことでチーム全体が動揺。「もう続けられない」と申し出て、合宿は解散。

 ▼20日 大本監督がこの日までに批判投稿を削除し、謝罪文を掲載。

 ▼21日 水球委の原朗委員長が大本監督らの処遇を水連に委ねる考えを示す。

 ▼23日 調査報告書を水連に提出。

 ▼30日 川崎市内で2次合宿を再開予定。

最終更新:7/25(水) 11:32
スポーツ報知