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甲子園強豪から注文殺到の「タオル店」なぜ岐阜に? 「美術5」だった店主の鉛筆デッサン「家宝にします」

8/4(土) 12:00配信

withnews

 JR岐阜駅近くの繊維問屋が立ち並ぶ通りに、大阪桐蔭、明徳義塾、聖光学院など甲子園の常連校の名前が赤文字のポップで並ぶ店があります。店先にカラフルなタオルがゆらゆら。実は、このタオル店「糸秀」は、高校球児御用達の店として知られています。「美術の成績が5」だった地元店主の丁寧な仕事ぶりを取材しました。(朝日新聞岐阜総局記者・山下周平)

【画像】関係者にしか配られない強豪校の記念タオル 残像や影、選手の写真まで再現!

甲子園常連校の名前がずらり

 繊維業の街、岐阜市にある「糸秀」でオリジナルタオルを作っているのは、3代目で代表取締役の岡本光治さん(49)です。

 自分の名前や写真、好きな言葉をあしらった世界に一つのオリジナルタオルがつくれます。

 甲子園出場の記念に保護者が注文し、友人や親戚、指導者らにお礼の品として配ります。この時期、全国の強豪校から問い合わせが相次ぐそうです。

 記者も通勤途中、店の前を通り過ぎながら、いったいなんの店か気になっていました。

 店先にカラフルなタオルがゆらゆらと揺れ、商品が山積みされています。赤文字のポップには、大阪桐蔭、日本航空石川、聖光学院など甲子園の常連校の名前がずらりと並びます。

全国から注文殺到

――なんの店なのですか?

「高校野球の選手たちのオリジナルタオルをつくっています。この時期には、北海道から鹿児島まで全国から甲子園出場の記念に注文のメールや電話があります」

「タオルの大きさは縦約34センチ、横83センチで、大会名、選手の名前、背番号、学校名、校章、スローガンなどをあしらいます」

「選手のプレー写真を入れることもできます。影をつけたり、残像をつけたりするのが流行です」


――かっこいいですね。

「残像を重ねたり、離して配置したりと細かな要望に応えます。応援団長やスコアラーで注文される方もいます。120本からの注文で、500本ほど注文する保護者もいます」

イラスト入りで人気爆発

 最初は校名や選手の名前だけのシンプルなものをつくっていましたが、10年ほど前にイラストは入れられないかとの要望を受け、始めたところ、口コミで人気が出たそうです。

 バットがボールをとらえる瞬間、ボールが指先を離れる瞬間などを収めた写真が送られてくるといいます。

「背番号がわかる写真が多いのが特徴です。たくさん送ってくる方もいて、こちらで選ぶこともあります」

 色も10色ほどから選べ、ユニフォームの色に近い色にしたいと凝るお客さんもいるそうです。

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最終更新:8/4(土) 12:00
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