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男子競歩陣が朝7時から都内合宿…「深部体温」初計測

8/4(土) 12:42配信

スポーツ報知

 日本陸連は4日、都内で2020年東京五輪へ向けた男子競歩シミュレーション合宿を公開した。朝7時から2000メートル5本を3人×3チームに分かれて実施。初めて深部体温を計測したほか、汗の成分を調査するために脱脂綿を右胸、右太もも前面、右肩甲骨付近の3か所に張り、各自の心拍数や血糖値、乳酸値などのデータも収集した。直前まで北海道・千歳で行われた合宿でも同様の調査を行い、今後比較、分析することで個々の暑熱対策に役立てていく。

 合宿に参加した16年リオ五輪男子50キロ競歩銅メダルの荒井広宙(30)=自衛隊=は「涼しい千歳と比べて心拍数は4~5拍高い。手に氷を持って歩いたりして体温を下げる努力をしないといけない」とスタート時から30度を超える東京の暑さを改めて警戒。20年東京五輪の50キロ競歩が6時開始(20キロ競歩は7時)となったことについても「妥当だと思う」と苦笑い。練習では頭から水をかぶるシーンもあったが「自己記録を伸ばすことが究極の暑さ対策だと思っている」と話した。

 5月の世界チーム競歩選手権では20キロ、50キロとも団体で優勝するなど、20年東京五輪でもメダルが期待される種目だが、日本陸連の今村文男・五輪強化コーチ(51)は「今回の測定で戦略的ペース配分による深部体温の変化を見ることができる。これによって給水の温度や量、中身なども適切な選択が可能になる」と灼熱(しゃくねつ)決戦へ万全の準備を整える。同連盟科学委員会の杉田正明委員長(52)も「個々の体質を知り、対策していくためのスタートライン」と2年後を見据えた。

 合宿参加者は以下の通り。

松永大介(富士通)

荒井広宙(自衛隊)

野田明宏(自衛隊)

谷井孝行(自衛隊)

及川文隆(福井県スポーツ協会)

藤沢勇(ALSOK)

小林快(ビックカメラ)

川野将虎(東洋大2年)

池田向希(東洋大2年)

最終更新:8/15(水) 20:32
スポーツ報知