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ロールスロイスの不具合航空機エンジン、IHIが中核部品供給へ

8/4(土) 13:22配信

ニュースイッチ

設計変更の中圧タービンブレードを量産

 IHIは2019年初頭にも相馬第一工場(福島県相馬市)で英ロールスロイス(RR)製航空機用エンジン「トレント1000」向け中圧タービンブレードの量産に乗り出す。同エンジンは米ボーイングの中大型機「787」型機に搭載されており、度重なる不具合が発生している。今回、IHIは設計変更を反映した改修型の中圧タービンブレードの製造をRRから約3割請け負う予定だ。

 IHIが今後、量産を本格化するのは「トレント1000」と「トレントXWB」向けの中圧タービンブレード。トレントXWBは欧エアバスの新鋭旅客機「A350XWB」に搭載されるエンジンで、IHIは5月頃から出荷を始めている。

これらの中圧タービンブレードは従来、RRが内製していたが、製造請負契約に基づきIHIが参画する。

 IHIはこれまでにもRRが中心となって開発した大型エンジン「トレント」シリーズにシャフトや低圧・中圧タービンの部品を供給している。技術力が評価され、RR向けの部品供給が拡大する格好だ。

 ボーイング「787」に搭載できるエンジンは米ゼネラル・エレクトリック(GE)製「GEnx」とRR製「トレント1000」の2種類。IHIはGEの開発プログラムに参画し、低圧タービンの回転系部分や高圧圧縮機後段などを手がけている。

最終更新:8/4(土) 14:01
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