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2017年の世界IaaS市場、29.5%増の235億ドルに

8/7(火) 7:40配信

@IT

 Gartnerは2018年8月1日(米国時間)、2017年の世界IaaS(Infrastructure as a Service)市場動向の調査結果を発表した。市場全体の売上高は2016年の182億ドルから29.5%増加し、235億ドルに達した。Amazon Web Services(AWS)が首位を占め、Microsoft、Alibaba、Google、IBMがこれに続いた。

 Gartnerのリサーチディレクターを務めるシド・ナグ氏は、次のように説明している。「上位4社のプロバイダーは強力なIaaSサービスを展開しており、堅調に成長している。多くの組織がIaaSの導入を本格的に進めており、クラウドを利用できる地域や国も広がっているためだ。クラウドを使用している組織では現在、クラウド向けのIT支出がIT予算全体の20%以上を占めている。こうした組織の多くは、クラウドを使って本番環境やビジネスクリティカルなオペレーションを運用している」

 IaaS市場は競争の激化と寡占化が進んでいる。上位4社(AWS、Microsoft、Alibaba、Google)はいずれもハイパースケールIaaSプロバイダーであり、4社の合計シェアは約73%に達している。IaaS市場とインフラユーティリティーサービス(IUS)市場を合算しても、4社は全体の47%を占めている。

 Gartnerは、上位3社の特徴を次のように指摘している。

・AWS:最大のIaaSプロバイダーであるだけでなく、企業向けプロバイダーとして最も成熟している。顧客の成功を支援してきた実績があり、パートナーエコシステムが提供する利便性も優れている。2017年の成長は、従来のデータセンターからクラウドIaaSに移行する顧客からの需要だけでなく、変革を伴うデジタルビジネスプロジェクトを実施する顧客からの需要にも支えられている。これは、AWSのサービスの幅広いユースケースを反映している
・Microsoft:約98%という急速な成長率を達成して2位につけた。インフラおよびプラットフォームサービスの集合体である「Microsoft Azure」を通じてIaaSサービスを提供している
・Alibaba:Alibabaの2017年の高成長は、研究開発(R&D)投資の成功を反映している。Alibabaには、この傾向を継続させ、グローバル展開に投資する資金力がある。そのため、長期的に見ると、一部の地域において、グローバルハイパースケールクラウドプロバイダーに代わる選択肢になる可能性がある

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最終更新:8/7(火) 7:40
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