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面倒な“Windows 10の更新”をスクリプト化できる新たな選択肢

8/7(火) 5:05配信

@IT

全てのWindowsで利用できる「Windows Update Agent(WUA)API」

 Windows Updateの更新をスクリプト化する方法としては、古くから「Windows Update Agent(WUA)API」のCOM(Component Object Model)インタフェースの利用が知られています。

画像:WUA APIが公開しているサンプルスクリプトの実行結果

 WUA APIは、Windows XPおよびWindows Server 2003から利用できるレガシーなAPI(Application Programming Interface)であり、現在サポートされている全てのWindows(つまり、Windows 7 SP1以降)で利用できます。もちろん、Windows 10やWindows Server 2016、Windows Server,Semi-Annual Channelでも利用可能です。

・Windows Update Agent API[英語](Microsoft Docs)

 ゼロからスクリプトを記述する必要はありません。以下のWebサイトにあるサンプルスクリプトをそのまま使用できます。

・Searching, Downloading, and Installing Updates

 上記のWebサイトでは「WUA_SearchDownloadInstall.vbs」という名前で保存して、次のように実行するように説明されていますが、ファイル名は何でも構いません。

```
cscript WUA_SearchDownloadInstall.vbs
```

 なお、Windows 10の場合は、「管理者」として開いたコマンドプロンプトで実行しないと、ダウンロード時にエラーが発生します。また、Windows 10の新しいバージョン(1703または1709以降)の場合、毎月第二火曜日(日本ではその翌日の水曜日)にリリースされる累積更新プログラムは検出しますが、それ以外にリリースされる累積更新プログラムは検出しないようです。

 この「WUA_SearchDownloadInstall.vbs」スクリプトは、インストール開始前にユーザーと対話して「Y/N」を問い合わせますが、その部分を削除するだけで簡単にユーザーとの対話を不要にできます。また、最後に再起動の要求を出力する部分があるので、その部分をカスタマイズすれば再起動まで含めて自動化できるでしょう。

 Windows Serverには「Server Core」インストール向けの「Sconfig」ユーティリティーがあります(Windows Server 2012以降は「GUI使用サーバー」でも利用可能)。Sconfigユーティリティーによる更新プログラムのダウンロードとインストールは、ほとんど同じコードを利用したスクリプトで実現されています。具体的には、日本語版の環境であれば「%Windir%\System32\ja-jp\WUA_SearchDownloadInstall.vbs」にあるスクリプトです。ファイル名は全く同じですが、中身は少し異なります。

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最終更新:8/7(火) 5:05
@IT