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津川雅彦さん死去 最期看取った親友・緒形拳さんから学んだこと

8/8(水) 1:20配信

デイリースポーツ

 「マルサの女」など伊丹十三監督作には欠かせない俳優で、二枚目から悪役まで幅広い役で存在感を示し、監督としても活躍した津川雅彦=本名・加藤雅彦=さんが4日、心不全のため亡くなった。78歳。京都市出身。今年4月27日に妻で女優・朝丘雪路さんが亡くなり、肺炎を患った状態で5月20日に会見を開いたばかりだった。

 2008年10月に肝臓がんで亡くなった俳優・緒形拳さん(享年71)の最期は、緒形さんの次男で俳優の緒形直人ら家族とともに、病室で臨終を看取った。1972年に『必殺仕事人』で共演して以来、親交があった。

 親友の津川さんにもがんを隠して逝った緒形さん。生前、津川さんに書き残してくれた言葉があった。「芸は下手型の上手がいい」。技術が全てじゃない、というメッセージだった。

 津川さんは今年3月、テレビに出演した際、「(映画)『マノン』で、何もしないことが演技だと学んだ。『マルサ(の女)』で伊丹(十三)さんにいじめられていじめられて、賞をもらった。“存在感”というものが役者の中で1番大事なもの。どう生きてるのか、それが大事だと思う。緒形はそういう生き方をちゃんとした人」と語っていた。