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「かわいそう」決めつけないで 顔のあざ、インスタで公開した女子大生「コンプレックス=ダメではない」

8/10(金) 7:00配信

withnews

 顔の変形やあざ、まひ……特徴的な外見のため好奇の目にさらされ、学校や就職、結婚で差別を受ける「見た目問題」。生まれつき、顔の右側にあざのある大学4年生の彩さん(21)が、インスタグラムで自らの顔を公開し、大きな反響を呼んでいます。なぜ公開したのでしょうか。彩さんに話を聞きました。(朝日新聞文化くらし報道部記者・岩井建樹)

【画像】顔のあざを公開した女性のインスタ写真 「かわいそう」じゃない

顔の右側、薄紫色のあざ

 都内の駅の改札口で、彩さんを待ちました。やってきたのは、笑顔がすてきな、どこにでもいる大学生。違うのは、顔の右側に薄い紫色のあざがあることです。

 生まれつき「単純性血管腫」があり、毛細血管が拡張しているから、紫色に見えるといいます。中学1年生の冬まで、年3回ほどレーザー治療を受けてきました。あざに痛みはなく、見た目以外の症状はありません。

インスタ3年、初めて公開

 彩さんは今年4月4日、3年ほど前に始めたインスタグラムへの約1000枚目の写真で、初めて顔を公開しました。「“世の中、色んな人がいるんだなあ”と知ってもらいたい。皆知っていれば、見た目によって友達ができない、働けない、とか様々な“見た目問題”が少しは解消されるはず」とメッセージを添えました。投稿には、1900件を超える「いいね」が付きました。

SNSとリアルな自分が離れる違和感

 インスタには、「世界中のみんなに、この文章を読んでほしい」とメッセージも。

 なぜ公開しようと思ったのでしょうか? 彩さんは視線をそらさず淡々と話してくれました。

 「もともとは日記の代わりに、旅先で撮った写真を載せていました。でも、顔写真を公開するのは、避けていました。SNSで公開することに抵抗や怖さがありましたので」

 「フォロワーが増える中で、SNSとリアルな自分が乖離(かいり)していくことに抵抗を感じていました。また、SNSで知り合った人と、実際に会って友だちになることもあるので、SNS上に素の自分を出したほうがいいと思い、顔を公開しました。見た目問題に悩んでいる人たちの力になりたいとの思いもありました。私がSNSや街中で顔をさらしまくるから、みんな単純性血管腫のことを知ってねって、感じです」

 公開後、フォロワーは4000人まで増えました。初めて会う人にあざの説明をする必要がなくなり、友だちづくりが楽になったといいます。

 同じ症状を持つ子どもの親から、メッセージが届くこともありました。そんなとき、彩さんは必ず、「親が隠すのだけは絶対にやめて」と伝えているそうです。
 
 「確かに、外に出れば、傷つくことがあるかもしれない。でも、『かわいそう』だからと外に出ないと、子ども自身が『自分はかわいそうな存在なんだ』って思うようになってしまいますから」

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最終更新:8/10(金) 7:00
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