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闘病中の翁長知事の職務代理者設置へ 沖縄県

8/8(水) 15:44配信

琉球新報

 沖縄県は8日午後5時から記者会見を開き、病気療養中の翁長雄志知事の職務代理者を置くことを発表する。翁長知事は4月に膵臓(すいぞう)がんの手術を受け、治療を続けてきたが、病状が回復するめどがつかず、当面職務の遂行が困難と判断した模様だ。

 翁長知事は辺野古埋め立て承認の撤回を表明した7月27日の会見を最後に登庁せず、公の場に姿を見せていなかった。緊急入院しているとみられる。

 翁長知事は今年に入り、辺野古新基地建設阻止を訴える訪米行動や、天皇、皇后両陛下の沖縄訪問時の同行など重要な公務が続いていた中で、体重の減少など体調面の不調が見られていた。4月に受診した人間ドックで再検査が指示され、精密検査の結果、膵臓がんが見つかった。

 すい臓は食物の消化を助けるすい液や、血糖値を調節するホルモンのインスリンなどを生産する器官。5月15日の退院会見では、膵臓がんの取り除く手術を実施したと発表し、がんの移転や再発を抑える化学療法を続けながら本格的な公務復帰を目指すとしていた。

 体調が不安視されながら6月23日の県主催による沖縄全戦没者慰霊式典に出席し、平和宣言を読み上げた。7月27日には県庁で記者会見を開き、辺野古埋め立て承認を撤回する方針を表明した。

 ただ、7月下旬の全国知事会議、8月初旬の国庫要請には自ら赴くことで公務日程を予定していたが、医師との相談により、長距離移動による負担を避けることや治療を優先する方針から直前になって県外出張を取りやめていた。【琉球新報電子版】

琉球新報社

最終更新:8/12(日) 19:40
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