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<防衛省>自衛官採用年齢引き上げへ 26歳から32歳に

8/8(水) 20:56配信

毎日新聞

 防衛省は8日、自衛官の採用年齢の上限を現行の26歳から32歳に引き上げる方針を明らかにした。少子化などの影響で採用が困難になっているためで、関連する省令などの改正に向け、同日から意見公募(パブリックコメント)を始めた。10月1日に施行する予定。採用年齢の変更は24歳から26歳に引き上げた1990年以来、28年ぶりになる。

 防衛省によると、引き上げの対象になるのは、任期付き自衛官になる「自衛官候補生」と部隊の中核を担う「一般曹候補生」。このうち、自衛官候補生の採用数は4年連続で計画を下回っており、昨年度は9404人の計画に対し、採用数が7513人(79%)まで落ち込んでいた。

 これまで募集対象だった18~26歳の人口は、1994年度に約1700万人だったが、16年度は約1100万人まで減少した。大学進学率の高まりや有効求人倍率の上昇などで採用状況は厳しさを増しており、年齢上限を引き上げることで、高校や大学を卒業後に1度就職した人材を取り込む狙いがある。

 有事や災害の際に招集される即応予備自衛官と予備自衛官の採用年齢の上限も、それぞれ現行の31歳と36歳から49歳と54歳に引き上げる予定。【前谷宏】

最終更新:8/8(水) 21:32
毎日新聞