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オルトフォン、創立100周年記念カートリッジ2機種を数量限定で発売

8/8(水) 17:01配信

Stereo Sound ONLINE

 オルトフォン(ortofon)は、今年(2018年)に創立100周年の節目を迎えている。これを記念して開発されたカートリッジ「MC Century」と「The Concorde Century」が8月20日に数量限定で発売される。価格と限定数は、MC Centuryが126万円(税別)で世界限定100個、The Concorde Centuryは7万6000円(税別)となり世界限定1000個。

【画像】シェル一体型のMMカートリッジThe Concorde Century


■世界100個限定の「MC Century」は同社初のダイヤモンドカンチレバー採用

 MC Centuryは、「盤溝に刻まれた信号の全てを忠実にピックアプすること」を目指して開発されたMCカートリッジ。

 同社は本機を「究極」と謳っており、その象徴ともいえるのがカンチレバーだ。100年に及ぶオルトフォンの歴史で初めて無垢単結晶ダイヤモンド・カンチレバーを採用している。

 ダイヤモンドは地球上でもっとも硬い素材であり、力が加わった際に変形しにくい。また、素材内部での音の伝達速度が極めて速いため、トランジェント特性に優れており、音の立ち上がりや立ち下がりが速いことが特徴だ。

 カンチレバー先端のスタイラスチップは、同社で長年上位機に採用されている「オルトフォン・レプリカント100」となる。針先の形状が原盤製作に使われるカッティングヘッドの針先形状に近似しており、他の形状のスタイラスチップと比べて盤溝との接触面積が多い。これにより、細かい信号も逃さず読み取ることができるという。

 コイルは巻き芯が非磁性体の空芯型を採用する。これは、レギュラーモデルでのフラッグシップ「MC Anna」で採用されたものをベースに、本機専用に再設計したもの。巻き芯に磁性体を使う鉄芯型に比べて磁石からの影響が少ないのがメリットだ。

 筐体はチタン素材を採用する。チタンは硬く切削加工が極めて困難だが、同社の上級機同様にSLMテクノロジーでチタン粉末をレーザー焼結、立体成形してモノコックボディを作り上げている。さらに、ボディ下部にTPE(サーモ・プラスティック・エラストマー)素材を成形したダンピングボトムカバーを搭載。チタンとTPEという異なる素材を併用することで、共振対策としている。

 スペックは、周波数特性:20Hz~20kHz、出力電圧:0.2mV(1kHz, 5cm/sec.)、適正針圧:2.4g、内部インピーダンス:6Ω、推奨負荷インピーダンス:10Ω以上、自重:15gとなる。


■世界1000個限定の「The Concorde Century」はピュアオーディオ向け

 The Concorde Centuryは、シェル一体型カートリッジ「Concorde」シリーズをベースに開発された100周年記念モデル。DJ向けで高い評価を得ているConcordeシリーズだが、元々はピュアオーディオ向けに発売されていた。同社の100周年記念に際して原点回帰し、ピュアオーディオ向けカートリッジとして蘇った格好だ。

 スタイラスチップに無垢ダイヤモンドを、コイルに銀メッキ銅線を採用。Concordeが本来得意とする空間表現、奥行き感、緻密なディティール表現に優れるという。

 本機のスペックは、周波数特性:20Hz~29kHz、出力電圧:5.5mV(1kHz 5cm/sec.)、適正針圧:1.8g、内部インピーダンス:1.2kΩ、推奨負荷インピーダンス:47kΩ、自重:18.5g。なお、前述の通りピュアオーディオ向けのため、スクラッチ等のDJ用途には向かないので注意いただきたい。

最終更新:8/8(水) 17:01
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