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古傷と向き合う藤高三佳、メンバー生き残りへ「調子は良くなっている」

8/8(水) 19:14配信

バスケットボールキング

 スペインでの「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2018」開幕が約1カ月半後に迫った8月7日、「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2018三井不動産カップ」で日本代表がカナダ代表を88-50で下した。

 5日のカナダ戦を含めた2試合には、14名がロースターに名を連ねており、絶対エースの渡嘉敷来夢(JX-ENEOSサンフラワーズ)がケガのため不参加。本戦への生き残りを賭けてメンバー争いが繰り広げられているが、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックのメンバーでもあるシューター、藤高三佳(トヨタ自動車 アンテロープス)は2試合で0得点と目に見える結果を残せていない。

 チームが38点差と快勝を収めた試合では、第1クォーター残り2分43秒に本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)、馬瓜エブリン(トヨタ自動車)、赤穂さくら、オコエ桃仁花(ともにデンソー アイリス)とともにコートイン。しかし同1分43秒にバスケットカウントを許すと、同5秒にもファウルを犯してベンチに下がった。

 次にコートに立ったのは第3クォーター残り4分17秒から。同3分58秒と同1分16秒にコーナー3ポイントシュートを放つもリングに嫌われ、第4クォーターは出番なくタイムアップを迎えた。

 2018年1月の皇后杯で左手中指骨折から復帰を果たし、Wリーグのプレーオフなどを経て日本代表に返り咲いた。「調子は良くなっている」と話しつつ、第一関節が曲がらないという、サポーターとテーピングでカバーする左中指は「時々痛む状態」

「今日の試合の出来は良くなかった。(指は)違和感がありながらもそれに慣れていくしかない」

 現在29歳の藤高は今大会に招集された14名の中で、8月23日に誕生日を迎える高田真希(デンソー)と並ぶチーム最年長だ。「リオ五輪の時も年上のほうで、その時から若い選手へのサポートや声掛けを意識していた」ようで、「やることは変わっていない」。ただ、本橋や根本葉瑠乃(三菱電機 コアラーズ)といった“ニューフェイス”の活躍について「うれしい反面、焦りもある」と吐露した上で、最年長としての一面も垣間見せる。

「若い選手が底上げしてくれることでチーム力はアップされる。彼女たちに置いていかれないように、しっかり自分もがんばっていこうとプレッシャーを掛けている」

 また、自身の役割について「シュートが持ち味なのでしっかり打ちきり、大事な時に(シュートを)入れることが自分の仕事だと思っている」と話し、「スタートの選手が下がったとしても、ディフェンス力を落とさないようにカバーして、アピールしていきたい」と意欲を示した。

 リオ五輪で3位となる51.1パーセントを記録した3ポイントシューターは、スペインの地に降り立ち、再び輝くことができるか。メンバー生き残りへ、藤高三佳がラストアピールに燃える。

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