ここから本文です

スズキなど3社も検査不正 日本車への信頼、大きく揺らぎかねない事態

8/10(金) 7:15配信

SankeiBiz

 国土交通省は9日、新車出荷前に排ガスと燃費を確認する検査をめぐり、スズキ、マツダ、ヤマハ発動機の3社でも不正が見つかったと発表した。測定時に試験の条件を満たさなかった場合でも、結果を有効とした事例があった。スズキは2012年6月~18年7月の約6年間に抜き取り検査した1万2819台のうち、約半数の6401台で不正が確認。品質の高さに定評があった日本車への信頼が大きく揺らぎかねない事態だ。

 検査不正は今春以降、SUBARU(スバル)と日産自動車で発覚。これを受けて国土交通省は7月、自動車各社に社内調査するよう求めていた。

 排ガスなどの測定は、規定に基づく走行条件で一定時間走る必要があるが、各社は速度や測定時間が決められた範囲を逸脱した試験結果を有効としていた。マツダは14年11月~18年7月に拭き取り検査した1875台中72台、ヤマハ発は16年1月~18年7月に検査した二輪車335台中7台で不正があったという。

 石井啓一国交相は「自動車ユーザーらに車両の性能やメーカーの品質管理体制に対する不安を与えかねない事態で、極めて遺憾だ」とするコメントを発表した。省令を改正し各社に測定値の記録を保存するとともに、書き換え時に判別できるようにする措置を義務付ける方針だ。

 スズキの鈴木俊宏社長は9日に東京都内で記者会見を開き、「皆さまに多大なご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」と謝罪。今回の問題が発生した要因については「検査員の判断で不適切なデータを流した。管理職によるチェック体制の不備だ」と述べ、再発防止に努める考えを強調した。

最終更新:8/10(金) 7:15
SankeiBiz