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米スーパー店員の一言で…自閉症の少年に起きた“小さな奇跡”

8/9(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【もぎたて海外仰天ニュース】

 スーパーの男性店員の“小さな親切”が大きな反響を呼び、話題になっている。

 米ルイジアナ州の地元テレビ局WBXH(8月2日付電子版)などによると、同州バトンルージュのスーパー「ラウジズ・マーケット」で働くジョーダン・テイラーさん(20=写真左)が7月29日に、店の冷蔵陳列棚にオレンジジュースのボトルを並べていた時のこと。1人の少年がジョーダンさんの棚入れ作業を魅入られたように見つめ始めた。

「ん? 飲みたいのか? 1本、ごちそうしようか?」と声をかけたが、何の反応もない。ひょっとして、ジュースを並べる作業自体に興味があるのか。そう思いついたジョーダンさんが「俺と一緒に並べるかい?」と声をかけると、少年は満面の笑みを浮かべてジュースを並べ始めた。

 この少年はジャック・ライアン君(17=同右)。一緒に来店していた父親によると、彼は極度の「自閉症」で、1人で外出するのが困難だという。まして2人で棚入れ作業するのは奇跡に近い。

 目前の出来事に衝撃を受けた父親は、この様子をスマホで撮影。ジャック君の姉で、特別支援学校の教師であるデラニーさんが、その動画をフェイスブックで公開した。

 デラニーさんは投稿で次のように書いている。

「ジョーダンさんは弟を無視することもできました。適当な口実で、手伝いを拒否することだってできたのに、弟に作業を手伝わせてくれ、私たち家族が一生忘れられないひと時をくださいました。他の人には何でもないことのように見えるかもしれません。でも動画で父が『今、奇跡が起きているぞ……』とつぶやいているのが聞こえると思います」

 投稿と同時に、ジョーダンさんが数学が得意で、将来、教師になることを夢見ていることを知ったデラニーさんは、クラウドファンディング「GoFundMe」に「ジョーダンさんをラウジズから大学に行かせてあげよう」というサイトを7月30日に立ち上げた。

 フェイスブックの投稿が強い共感を呼んで急拡散し、複数のメディアが取り上げたこともあって、世界中から寄付が殺到。8月8日現在、約12万2000ドル(約1360万円)もの寄付が集まっている。

 一方、ラウジズ・マーケットの経営者がフェイスブックの投稿を見て、ジャック君の家に連絡。

「よかったら、ジャック君をウチで働かせてみないか。最初は1日に1、2時間やってみるといい。楽しくやれそうなら、続ければいいんだ」と提案しているという。

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