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欅坂46平手友梨奈、重圧と闘う「女優」としての歩み

8/9(木) 7:11配信

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人気アイドルグループ欅坂46の平手友梨奈が、9月14日公開の映画『響 -HIBIKI-』で映画初出演にして初主演をつとめる。本作は「マンガ大賞2017」で大賞を受賞した柳本光晴の人気コミック『響~小説家になる方法~』を、昨年大ヒットした映画『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督が実写化した話題作。北川景子、小栗旬を始め、柳楽優弥、高嶋政伸など、演技力に定評のある豪華俳優が脇を固めるが、平手の主演は原作者、監督の強い希望によるもので、大きな期待が寄せられている。

今回は『響-HIBIKI-』の公開にあたり、平手の活動の中でも「女優」としての姿にフォーカスし、振り返ってみよう。

中学3年生で初出演したドラマでストイックな演技に開眼

平手が本格的な演技に初挑戦したのは、2016年7月から10月まで放映されたドラマ「徳山大五郎を誰が殺したか?」(テレビ東京系)。欅坂46のCDデビューから約3カ月後という、異例の早さでの連ドラ出演だった。

本作は欅坂46のメンバー21人が総出演するミステリー学園ドラマで、それぞれが同姓同名の役を演じるという趣向。グループ最年少の平手は中学3年生(当時)という若さながらも、自身のイメージを裏切らないクールな役柄を違和感なく演じた。放映時のインタビューでは、本ドラマについて質問を受けて、「もっと追い込んでやってみたい」「常にもっとできるんじゃないかという思いがある」と、演技に対してストイックな姿勢を垣間見せた。

そして2017年には欅坂46にとって2作目となるテレビドラマ「残酷な観客達」(日本テレビ系)に出演。人気メンバーの長濱ねるとプールの中で制服姿のままずぶ濡れになって抱き合うなど、普段の欅坂46では見せない危うい関係性を匂わせるシーンがファンの間で話題となった。平手は前作と打って変わって情熱的な役柄を体当たりで演じ、着実に演技の幅を広げた。

福山雅治や平井堅を感嘆させた非凡な表現力

また欅坂46では、乃木坂46と同じくシングルに「個人PV」と言われる各メンバーとクリエイターをコラボさせたショートムービーが収録されるが、平手は年相応の屈託ない女学生から、アンニュイな色香を漂わせる大人の女性まで、多彩な役柄を演じている。彼女の個人PVは秀作揃いで、クリエイターにとって、いかに創作意欲をかきたてる存在であるかがひしひしと伝わってくる。

福山雅治は2017年9月9日放送のラジオ番組「福のラジオ」(TOKYO FM)で、「会ってみたい女性は誰ですか?」というリスナーの問いに平手を挙げ、「ダンスがドキッとする。山口百恵さんや中森明菜さんのような陰があって惹きつけられる」と魅力を語った。

また平井堅は今年6月23日放映の「MUSIC FAIR」(フジテレビ系)で、「2017 FNS歌謡祭」(同)で平手とコラボレーションして衝撃を受け、「身を削って表現する少女の揺れる気持ちみたいなものを歌にしたい」という思いから、自身の新曲「知らないんでしょ?」が生まれたと明かした。

長きにわたって第一線で活躍するトップクリエイターの二人に刺激を与えた事実が、平手の表現力には世代を超えて心を揺さぶる力が詰まっているということの証左だろう。

『響 -HIBIKI-』の原作者である漫画家の柳本光晴氏は、映画の撮影現場に訪れた時のことをブログに綴り、「月川監督も、現場の東宝の方も、平手さんの響は、大成功だと。撮影前はやはり不安もあったんだけど。すごく、最高の雰囲気で撮影ができてるみたいです」と現場での評判も上々であることを報告。月川監督も『響 -HIBIKI-』がクランクアップした際、自身のツイッターで「平手友梨奈、やり切りました。彼女に賭けて良かった」と称賛のツイートをした。先日公開された予告編では、僅か2分足らずの映像ながら、平手のエキセントリックな演技が炸裂していて否応なしに期待が高まる。

8月15日発売の欅坂46のニューシングル、「アンビバレント」で7作連続センターを務めることも発表された平手。14歳から欅坂46のセンターという重圧と闘いながら、グループを国民的アイドルに押し上げた立役者は、女優としても堂々たる存在感を見せつけるはずだ。

猪口貴裕

最終更新:8/9(木) 7:11
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