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わずか200秒で終了。辞任を表明した山根会長が説明しなかった“すべて“

8/9(木) 10:58配信

BuzzFeed Japan

日本ボクシング連盟に対して都道府県連盟の幹部や元選手らが告発した問題で、連盟の山根明会長(78)が8月8日、大阪市内で辞任を表明した。

冒頭、記者会見ではなく、「声明」として考えを述べる形で語った。報道陣の質問には答えず、会場を去った。

山根会長が「声明」を語ったのはわずか約200秒間。辞任の理由を明確に語らないどころか、指摘されている疑惑への言及は一切なかった。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】

告発状を提出した「日本ボクシングを再興する会」が指摘する内容は、12項目。例えば次のようなものがある。

・アスリート助成金の不正流用の示唆および隠蔽
・試合用グローブなどの不透明な独占販売
・全国大会開催権に交付する大会日に関する不正な財務運営
・公式試合における組織的な審判不正
・不適切な理事の選任

これまで山根会長は、1番の助成金の不適切な使用の指示に加え、新たに明らかになった暴力団関係者との交際も認めていた。しかし、それ以外の疑惑を完全否定し、辞任の意志はないとしていた。

臨時理事会後、「あす正午に私の気持ちをお話します」と話していた山根会長は8日午後0時半過ぎ、スーツ姿で報道陣の前に立った。

「私は本日をもって、辞任をいたします」

妻に相談して決意した

そう話すと、臨時理事会後に自宅で妻に「辞任をしたい」と相談したやりとりを紹介した。

「『私はどういうことがあっても、会長を死ぬまで面倒を見ていくから、今は楽になってください』と言われたので、決意をしました」

そして、選手らへの思いを語って「声明」を締めくくり、約10秒間にわたって頭を下げた。

「選手の皆様には、このような問題があったことに関して、会長として申し訳ない」

「どうか選手の皆さん、将来、東京オリンピックに参加できなくても、その次のオリンピックもあります。頑張ってください。本日は本当に、どうも申し訳ありません」

一方で、日本ボクシングを再興する会を主導した鶴木良夫会長=新潟県ボクシング連盟理事長=はこの声明の後、記者会見を開いた。

「辞任」するのは会長職だけなのか、理事の一人として連盟にとどまるのかなど、「辞任の明確な位置づけがはっきりしていない」と指摘。「お答えのしようがない」と意見を述べなかった。

最終更新:8/9(木) 10:58
BuzzFeed Japan

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