ここから本文です

〔東京外為〕ドル、110円台後半=株安などで売り優勢(10日正午)

8/10(金) 12:30配信

時事通信

 10日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、株安などで売り優勢となり、1ドル=110円台後半に小反落している。米長期金利の低下も圧迫要因。正午現在110円93~94銭と前日(午後5時、111円04~04銭)比11銭のドル安・円高。
 ドル円は、小幅高で始まった日経平均株価が一時前日比100円超下落したほか、時間外取引で長期金利が2.92%台に低下。「日米金利差縮小を警戒する向きのドル売り・円買いを招いた」(外為ブローカー)とされ、一時110円80銭台まで下落した。また、日米新貿易協議(FFR)が、予定になかった2日目も議論を続けることになったため、市場では「日米双方の主張に隔たりがあり、協議がうまくまとまらないのではないかとの不安感もある」(FX会社)との声も聞かれ、日米貿易摩擦への警戒感も円買い要因につながっているようだ。さらに、来週15日には米国債の利払い日を迎え、同国債を保有する機関投資家などからの円転需要が予想されるが、「それを見越して先回り的に円を買う動きも出ている」(大手邦銀)との指摘もある。
 一方、英国の合意なき欧州連合(EU)離脱懸念が高まる中でポンドを中心とした欧州通貨が下落しているほか、対米関係悪化が嫌気されトルコリラも大幅安となっており、「欧州通貨や新興国通貨に比べて相対的にドルの強さも目立ち、ドルの押し目買いも散見されている」(先の外為ブローカー)とし、売り一巡後は下げ渋っている。
 ユーロは、対円で下落、対ドルで小動き。正午現在、1ユーロ=127円91~93銭(前日午後5時、128円63~63銭)、対ドルでは、1.1531~1531ドル(同1.1583~1584ドル)。

最終更新:8/10(金) 14:28
時事通信