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厚生・国民年金、10兆円黒字 株高で積立金の運用好調

8/10(金) 23:44配信

朝日新聞デジタル

 厚生労働省は10日、会社員や公務員が入る厚生年金と自営業者らが入る国民年金の2017年度決算(時価ベース)を公表した。株高で積立金の運用による収入が年間10兆円以上に上ったこともあり、合わせて10兆7208億円の黒字で、厚生年金、国民年金とも2年連続の黒字になった。黒字額は前年度とほぼ同じだった。

 厚生年金は10兆4479億円の黒字だった。歳入は56兆8713億円。雇用環境の改善に加え、厚生年金の対象を短時間労働者にも広げ、被保険者数が増えた影響などから、保険料収入は前年度より約1兆5千億円多い30兆9441億円だった。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用による収入も9兆4401億円あった。一方で、歳出は46兆4233億円で、内訳は給付費や基礎年金給付への繰入金などだった。

 国民年金は2729億円の黒字だった。歳入はGPIFによる運用収入5892億円など、計4兆4336億円。歳出は4兆1607億円だった。(佐藤啓介)

朝日新聞社