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星稜の“慎ちゃん”山瀬、新ミットで盗塁完全阻止

8/11(土) 5:58配信

スポーツ報知

 石川代表の星稜は10日、兵庫・西宮市内で守備練習やフリー打撃などで汗を流した。1回戦・藤蔭(大分)戦で3盗塁を許した山瀬慎之助捕手(2年)は、済美戦では「NO STEAL(盗塁は許さない)」と刺しゅうされた新しいキャッチャーミットを“デビュー”させ、盗塁完全阻止を狙う。

 新しいミットに、プライドを込めた。山瀬は石川大会前、自らのスローガンである「NO STEAL」の文字を刻んだミットを新調した。これまでは練習で使用して慣らしてきたが、「次から使う予定です」と公式戦“デビュー”を予告。「もう絶対に盗塁はさせません」と決意を口にした。

 鮮やかなオレンジ色のミットには、小学4年からバッテリーを組む盟友への思いも込められている。これまでは黒色を使っていたが、宇ノ気中3年時にともに全国制覇を果たした最速150キロ右腕・奥川恭伸(2年)から「赤のミットの方が投げやすい」と言われた。高校野球は赤色の使用が禁止されているため、「一番赤っぽい色を選んだ」という。

 1回戦では、捕手人生初の屈辱を味わった。2、5、8回に、計3個の盗塁を許した。「小中学生時代も含めて3個は初めて。しかも甲子園で…。すごく悔しい」と唇をかんだ。林和成監督(43)も「(98年コーチ就任以来)私が今まで見てきた中でも肩は一番」と話す強肩の持ち主。春から夏決勝までの公式戦13試合で、許した盗塁はわずか2個だった。しかし初回の送球練習から「ボールをはじく感覚や、リリースの力の入れ方に違和感があり、ボールがいつも通り伸びなかった」。塁上へ一直線に伸びる、本来の送球ができなかった。

 済美は1回戦・中央学院(西千葉)戦で、2死一、三塁から重盗を決めて追加点を奪うなど、3盗塁を記録している。「しっかり自分の肩を見せつけたい。相手の足を使えないようにしたい」と山瀬。超強肩捕手のプライドを、甲子園で取り戻す。(勝田 成紀)

 ◆山瀬 慎之助(やませ・しんのすけ)2001年5月4日、石川・かほく市生まれ。17歳。宇ノ気小2年で野球を始める。宇ノ気中3年時に全国中学校軟式大会優勝。星稜では1年秋から背番号2。名前の由来は、巨人・阿部慎之助内野手。好きなプロ野球選手も阿部。177センチ、82キロ。右投右打。家族は両親、妹2人。

最終更新:8/13(月) 8:48
スポーツ報知

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