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瀬戸大也、逆転でパンパシ200バタ2連覇 父では初の金「ホッとしている」 

8/10(金) 23:34配信

産経新聞

 悲鳴に似た大声援が瀬戸大也(ANA)を後押しした。男子200メートルバタフライ決勝は150メートルのターンでは2位。「絶対に負けられない」。必死に水をかき、残り25メートルでデデウス(ブラジル)を逆転し、そのままゴール。大会2連覇を果たし、右手でガッツポーズを繰り出した。

 前日、本命種目の400メートル個人メドレーで3位に終わった。悔しさを晴らすには金メダルを取るしかない。序盤から積極的にレースを進め、「勝負に競り勝ったのはうれしい。金メダルを取れてホッとしている」と胸をなで下ろした。

 5月のジャパンオープンでは400メートル個人メドレーで今季世界2位の好タイムをマークした。「不安要素が全くない」と言い切るほどだったが、バタフライは記録が伸び悩んでいた。周囲から、キックのタイミングがずれていると指摘を受け、修正し今大会に臨んだ。

 発奮する出来事もあった。6月26日に長女が誕生した。飛び込みの選手だった妻、優佳さんの出産に立ち会った。「頑張る姿を見せてもらったので、次は自分の番」。父として初めて迎える国際大会での活躍を期していた。

 この大会には思い入れがある。8歳だった16年前の横浜大会は会場で観戦した。五輪2大会連続2冠のレジェンド、北島康介氏から直接サインをもらい、「自分も康介さんみたいになりたい」と夢みた。憧れの舞台で再び世界の頂点に立った24歳は「自分も子供たちのヒーローに少しはなれたんじゃないかな」とはにかんだ。(川峯千尋)

最終更新:8/10(金) 23:34
産経新聞