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大阪製鉄・クラカタウのインドネシア合弁「KOS」、10月から増産へ。「形鋼アジアナンバーワンに」

8/10(金) 6:09配信

鉄鋼新聞

 【インドネシア・チレゴン発=一柳朋紀】大阪製鉄は、インドネシア合弁のクラカタウ・オオサカ・スチール(バンデン州チレゴン・クラカタウ工業団地内、略称・KOS、高橋政宏社長)で、10月から生産量を増やす考えだ。8月からシフトを従来の2組から3組に増やしており、成熟・移行期間を経て10月から新体制下で増産を図りたい方針。生産能力は年50万トン(フルアップ時)で、現在は等辺山形鋼と鉄筋棒鋼を中心に生産している。溝形鋼も生産しているが、将来は比較的採算の良い平鋼にも乗り出したい意向を持つ。
 KOSは鉄筋棒鋼製品の中で、インドネシアメーカーとしては珍しく太径のS50(日本のD51に相当)を生産できる特徴を持つ。インドネシアで同サイズが使われた実績がないことから、国内需要家は採用に慎重な姿勢を見せているが、施工面でのメリットなどをPRして初採用につなげたい考え。
 鉄筋棒鋼と並び主力製品の一翼を担う等辺山形鋼は、鉄塔向けの需要が多い。プロジェクト的な受注となるが、月によっては鉄筋棒鋼を上回る生産量となっている。
 高橋社長は「鉄筋棒鋼と中小形形鋼を生産できるこれだけの最新鋭ミルを持つメーカーは、インドネシアで当社だけと認識している」とした上で「技術サービスを充実させ、アジアナンバーワンを目指す」としている。
 KOSの出資比率は大阪製鉄80%、国営クラカタウ・スチール20%。設立は2012年12月で、営業運転開始は17年1月。

最終更新:8/10(金) 6:09
鉄鋼新聞

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