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入江陵介が4年ぶり国際大会メダル 見据える先は世界の大舞台=パンパシ水泳

8/10(金) 23:45配信

スポーツナビ

 水泳のパンパシフィック選手権の第2日が10日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子100メートル背泳ぎでは入江陵介(イトマン東進)が52秒78で銀メダルを獲得した。優勝はライアン・マーフィー(米国)でタイムは大会新記録となる51秒94。

「(声援が)気持ちよく背中を押してくれたので、素直に楽しかったです(笑)」とレースを振り返った入江。2014年アジア大会(韓国・仁川)以来、4年ぶりとなる主要国際大会での個人種目メダル獲得を果たし、存在感を示した。

 もとよりハイレベルなレースになることは織り込み済みだった。午前に行われた予選では、入江の1組前に登場したマーフィーが、その時点での大会新記録となる52秒19の快泳を見せた。「僕のベスト(52秒24)より速い」と目を丸くした入江。「追いかける展開になると思いますが、しっかり食らい付いて頑張りたい」と決勝レースをイメージしていた。

 決勝はスタート直後からマーフィーがひとり抜けるが、2位以下は混戦となる。折り返しの時点で3番手だった入江は後半に粘り、接戦を制して2位でフィニッシュ。15年世界選手権(ロシア・カザン)で100、200メートルを制したミッチ・ラーキン(オーストラリア)に競り勝ち、前回大会王者の意地を見せた。

 久々に国際大会で輝きを見せた入江だが、「接戦を制して2番になれたことはうれしいですが、1番との差も歴然としていますし素直に喜べない」と物足りない様子。また、同時期に英国で行われている欧州選手権を引き合いに出し「(世界では)5番目くらい。まだまだかな」と分析した。

「小さな一歩ですが、年々進化しているんじゃないかなと感じます。しかし、何歩何歩も先にライアン(・マーフィー)選手や強い選手がいるので満足してはいけない。前には前がいる……そんな気持ちにさせてくれた100メートル背泳ぎでもありましたし、来年の世界選手権も楽しみだなと思えました」

 世界との真剣勝負での結果を踏まえ、自分の立ち位置を冷静に受け止めた入江。大舞台で結果を出すために何をすべきか、考えは続く。「五輪へ向けては51秒台が必須となると思う。どうやったら51秒台が出るか常に考えてやっていきたい」。その目は2年後に迫った舞台を見据えていた。

最終更新:8/11(土) 0:02
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