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数字でわかる東京医大・入試不正問題の背景にある6つのこと

8/10(金) 11:45配信

BuzzFeed Japan

東京医大が医学部医学科の一般入試で、女子や浪人回数の多い男子受験者の合格者数が少なくなるよう不正に得点を操作していたことが明らかになった。この問題は医療現場に根付く性差別や、子育てと仕事の両立を困難にする過酷な労働環境を浮き彫りにした。6つのデータから見る。【BuzzFeed Japan / 伊吹早織】

1. 日本は女性医師の割合が、OECD加盟国の中で最も低い

日本はOECD(経済協力開発機構)に加盟する先進国34カ国の中で、医療現場における女性医師の割合が最も低い。

2015年で比べると、割合が最も高いラトビアが74.4%だった一方、日本は20.3%だった。

日本の次に割合が低いのは、韓国で22.3%。一方、計11カ国で女性医師の割合が5割を超えている。

2. 世界における女性医師の割合の平均は、25年間で約半数まで成長している

OECD加盟国における女性医師の割合の平均は、1990年からの25年間で、29%から46%まで成長している。

一方、厚生労働省によると、日本の女性医師の割合は1990年で12%、2016年で21%だった。

日本も26年間で2倍近く増えているが、依然として1990年のOECD平均よりも低い数字となっている。

3. 女性医師の休職・離職理由で、圧倒的に多いのが「出産・育児」

日本医師会男女共同参画委員会が昨年、女性医師約3万人を対象に実施した調査結果では、1か月以上休職した理由としてもっとも多かったのは「出産・子育て」で、83.7%を占めた。

その他に「自分の病気、療養・休養」(15.8%)、「夫の都合」(4.6%)、「家族の介護や家事」(3.7%)などが続いている。

だがその割合は低く、医療現場において育児と仕事の両立が困難な状況であることが、離職に繋がる最大の要因になっていることがわかる。

4. 女性医師が子育てと仕事を両立するために、最も必要としているのは「職場の理解」

子育てと勤務を両立するために必要なものは何かを聞いた厚労省のアンケート調査では、「職場の雰囲気・理解」と答える女性が最も多く、55.6%を占めた。

他にも「当直や時間外勤務の免除」(43.9%)、「勤務先に託児施設がある」(36.6%)、「短時間勤務制度」(34.2%)など具体的な支援策を求める回答者も3割を超えた。

さらに、女性医師への支援や子育て対策に限らず、「男性医師を含めた職場全体の勤務環境の改善」が必要だと答えた回答者も16.8%いた。

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最終更新:8/10(金) 11:58
BuzzFeed Japan