ここから本文です

14年間難民認定されず…収容施設のクルド人が語った日本での現実

8/10(金) 12:04配信

FNN PRIME

入国管理局に収容されたクルド人が語った現実

「これは人権問題です。家族と引き離され、病院に行くときは手錠をかけられます」

東京・品川の「東京入国管理局」で、今年1月から収容されているチョラクさん(38)に私は面会した。チョラクさんは、トルコ国籍をもつクルド人。ご存知の通りクルド人は、トルコ、イラク、シリアなどに広く住む、国家を持たない最大民族で、いまも多くの迫害にあっている。

【写真】難民認定されないクルド人の現状は…

チョラクさんは、兄がクルド人の独立運動に参加していたことから、自分の身にも危険を感じ、14年前の2004年、身重だった奥さんを国に残して、埼玉に避難していた兄を頼って来日した。
その後奥さんもチョラクさんを追って来日し、いまはトルコで生まれた長男(中学2年生)と日本で生まれ小学校に通う次男・三男の5人で生活している。

いま日本にいるクルド人は、埼玉を中心に2千人以上と言われている。しかし、難民認定されている人はゼロだ。

「14年間、仕事が出来ない」

面会は録音録画禁止、入国管理局の職員の立会いのもとで行われた。

「2004年に日本に着いて1週間後、ここ(東京入国管理局)に来て1回目の難民申請を行いました。その際は難民認定されず、仮放免(在住は許可するが就労は不可)となりました。その後も2回申請しましたが、いずれも認定されず、4回目の申請中の今年1月に仮放免の延長のために訪れたところ、『きょうから認めません』と言われ、家族で私だけ、そのままここに収容されました」

収容されている部屋は、ナイロン畳に8人が共同生活をしている。国籍がバラバラのため共通言語は日本語のみ。朝7時に起床、夜10時に就寝するほかは、朝昼晩の食事がある。その間は自由時間で、入浴や面会、運動で時間をつぶしている。
就労できないチョラクさんの一家は、「配偶者ビザ」で働いている兄(奥さんが日本人)が生活の面倒を見ている。

「14年間仕事が出来ません。長男はトルコ国籍ですが、次男と三男は日本で生まれても、国籍は認められません」

日本では無国籍の子どもであっても通学できる。しかし、国籍のない彼らにとって小中学校は義務教育でないため、通学していない子どもたちもいるという。

1/3ページ

最終更新:8/10(金) 12:04
FNN PRIME

Yahoo!ニュース特設ページ