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松山英樹、全米プロ制覇のカギは「パー5」と「ラフ」にあり? 専門家がスタッツ分析

8/10(金) 16:34配信

みんなのゴルフダイジェスト

全米プロの初日、2バーディノーボギーで16位タイと好発進を見せた松山英樹。ここまで思うような結果が出せていない印象の松山だが、今季最後のメジャーで爆発はなるのか? データ分析の専門家、ゴウ・タナカがここまでの成績を分析した。

全米プロ制覇なるか!?松山英樹のドライバー連続写真

まず、世界ランキング2位まで上り詰めた松山の去年のスタッツと、現在のスタッツを比べてみる。ドライバー平均飛距離は1ヤードほど落ち302ヤード、フェアウェイキープ率は3%上がり61%だ。ドライバーはやや良くなっていると言えるだろう。

パーオン率はというと、3%落ちており66.5%ほど。パーオン率のこの低下は3%とは言え順位でいうと76位も落としているので、フェアウェイキープ率が同じ3%の低下ながら10ランクダウンにすぎないことを考えると、同じ3%でもアイアンの精度の落ちのほうが重大だということがわかる。

パッティングのスコアに対する貢献度のランキングは173位から116位と2017年度より大幅に上げており、アプローチに関しては0.3%の差しかなく、水準を保っていると言える。

では、大幅に悪くなっている数値に着目してみよう。それは、ゴルフにおいてもっとも重要といっていい数値であるパー5でのパフォーマンスだ。

松山選手のパー5での今シーズンの平均スコアは4.71で155位。ちなみに現在世界NO.1のDJは4.45で1位だ。そして着目したいのは松山選手の去年のパー5平均スコアだ。4.48でなんと1位だったのだ。DJは去年も4.52で3位タイと非常に安定したパフォーマンスを残していた。

松山選手のパー4でのスコアは0.03平均で落ちており、順位も28ランク落としているが、パー5でのパフォーマンスの落ちに比べれば大きな問題とは言えないだろう。

スタッツの数値だけを見て言えることは、ドライバー、パターは良くなり、アプローチ、パー4でのパフォーマンスに大きな変化はなく、パー5でのスコアリングに大きな差がでているということだ。

スタッツ解析をやり続けてきた私が言えることは、ドライバーの精度というのは思いの外スコアに影響しない(当然55%という最低限求められる数字はある)。松山選手の今年のスタッツもそれを顕著に物語っている。

松山選手が復調するには、とにかくパー5でのパフォーマンスを戻すことにある。細かい数値になるが、松山選手が著しく精度を落としているショットがある。それは225~275ヤードのレンジのショットだ。250~275ヤードでは7.5m、225~250ヤードでは4mも平均で寄らなくなっているのだ。そして50~125ヤード、75~100ヤードのレンジでも数字を落としている。

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