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最軽量のスチール缶で、ペットボトルコーヒー人気に待った!

8/10(金) 12:28配信

ニュースイッチ

東洋製缶と新日鉄住金が開発、ダイドーが採用

 東洋製缶と新日鉄住金は業界最軽量の飲料用スチール缶を共同開発し、ダイドードリンコのコーヒー飲料に採用された。容量185グラムの飲料缶で重量が16・2グラムと、東洋製缶が従来供給していた軽量タイプの缶より6%余り軽くなる。製造時や輸送時の負荷軽減で、製品ライフサイクル全体の二酸化炭素(CO2)排出量も6%程度減るという。環境に優しい点を売り物に、アルミニウム缶やペットボトルを含む容器市場でシェア拡大を狙う。

 開発したのは主に炭酸飲料に使われる容器で、缶の内圧を外気圧より高くすることで胴部の強度を保つ「低陽圧缶」の一種。鋼板の製造時に破断の原因となる異物を、従来より低減できる新日鉄住金の最新技術で、これまで使っていた鋼板より板厚を薄くできた。

 5月からコーヒー飲料に使われ、流通している。主にコーヒーなどのミルク入り飲料に使われ、低陽圧缶より厚い鋼板を用いる「陰圧缶」型のスチール缶に比べると、重量が約40%減るという。東洋製缶は飲料メーカーへの販売価格を従来品と同水準以下に抑える一方で、環境への負荷が小さい点を訴求して拡販を目指す。

 コーヒー飲料ではペットボトルタイプの人気が高まっている。サントリー食品インターナショナルは、ペットボトルコーヒー「クラフトボス」シリーズの2018年の販売目標を当初比で約33%増の2000万ケースに上方修正した。同社はペットボトル入りコーヒーでは草分け。従来の缶コーヒーにない、スッキリとした飲みやすさやスタイリッシュなパッケージが受け、17年に発売し1000万ケースのヒットを飛ばした。6月からシリーズの「ブラック」、「ラテ」のほかに、砂糖やミルクを控えめにした「ブラウン」をラインアップに加えた。これによりさらなる拡販を目指している。

 「クラフトボトル」は情報・サービス業の就労人口の増加(=デスクワークが中心の働き方人が増加)を踏まえ、ゆっくりと時間をかけて楽しめるコーヒーとして開発された。軽量化以外でも缶コーヒーの価値を高めていく必要がありそうだ。

最終更新:8/10(金) 12:28
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