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ちっちゃな町の弱小チームが夢の甲子園に 三重県立白山高校

8/10(金) 19:40配信

中京テレビNEWS

 三重県の山間にある過疎化の進む街。この街にある県立高校の野球部が、初めて夢の甲子園に挑みます。

 地方大会での快進撃は、三重県を訪れた皇太子殿下も話題にしたほど。

「今年の三重県代表は白山高校なんですねと殿下からおっしゃっていただき、そのお話で盛り上がりまして」(三重県 鈴木英敬 知事)

 高校野球の三重大会で10年連続1回戦で敗退した弱小チームが、なんと初めての甲子園出場。

 その高校は三重県津市白山町にある白山高校。

 電車は2時間に1本。商店街も閑散としています。

「高校の近くにある商店街ですが、人通りは少ないんですが、店頭には出場を祝う号外が張り出されています」(坂元亮太 記者)

 街の洋品店のご主人は、白山高校を応援するため、あるものを手作りしていました。それはラックに吊られた、鈴のついたハンガー。

「洋服屋ならではの応援グッズですね。ハンガーは服をつる。幸福も釣れますし、幸運の『福々しいハンガー』ということで、これを応援に使おうと思っています」(やまちょう 園佳士 店長)  

 さらに、グッズ以外にも。

「2階でパブリックビューイングをさせてもらったり、地域みんなで応援できるような環境づくりをやっています」(やまちょう 園佳士 店長)
     
 暑い中、お年寄りなど、甲子園まで応援に行けない人のために洋品店の2階を開放。初戦の11日にパブリックビューイング会場になります。

弱小チームが快進撃のワケ

 弱小チームがなぜ甲子園出場を成し得たのか。チームの強さについて辻 宏樹キャプテンは。
     
「チーム一人一人が仲がいい。粘り強さ、気持ちの面で粘り強いところがこのチームの強さです」(白山高校野球部 3年生 辻宏樹 キャプテン) 

 強さの秘密は仲の良さ。そこには東拓司監督(40)の粋なはからいもありました。

「一番ありがたいなと思ったのは、(三重大会の)準決勝の前日に、東監督に温泉に連れて行ってもらった。3年生全員で行ったのですけど、それが一番うれしく感謝しています」(白山高校野球部 3年生 辻宏樹 キャプテン)

 温泉で心も体もリフレッシュ。そんな監督の気配りも強さの秘密かもしれません。

 選手たちに、手作りの応援グッズ「鈴ハンガー」の写真を見せると。

「何それ何それ、それ知らん」
「やまちょう(洋品店)、お手製」
「すごいっすね、さすが白山」(白山高校野球部 選手たち)

「本当に静かな田舎のちっちゃな町なので、顔見知りの方も多いですし、そういう方がよろこんでくれるのが一番うれしいですね」(白山高校 東拓司 監督)

 11日、初戦をむかえる白山高校。相手は同じ東海勢の愛工大名電。強豪中の強豪です。町の期待を一身に受け、甲子園の大舞台で白山旋風を巻き起こせるでしょうか。

【中京テレビ 「キャッチ!」 8月10日放送より】

中京テレビNEWS

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