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稀勢の里「嫌だった」地元の141段階段に復活誓う

8/10(金) 9:52配信

日刊スポーツ

 8場所連続休場中の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、相撲を始めた茨城・龍ケ崎市の思い出の地で、秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)の復活を誓った。

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 9日、同市で行われた夏巡業に参加。土俵下で基礎運動を繰り返した朝稽古後、会場のたつのこアリーナに隣接する、たつのこ山での思い出を語った。人工的につくられた標高41メートルの山にある141段の階段を上り下りして体を鍛え、ふもとで小学2年時に行われた大会で相撲デビュー。5人抜きを果たし、金メダルをもらったと明かした。

 小学2年時の大会は近隣施設の落成を記念し、特設の土俵で行われたものだった。「あれがなかったら相撲をやっていなかった。写真を見たら左ハズ押しだった」と、相撲に楽しさを見いだしたのも、現在の生命線となっている左の攻めも当時からだった。階段の上り下りは「嫌だったけど、しっかりと体をつくることができた」という。2歳から角界入門目前の中学3年途中まで、約13年間過ごした龍ケ崎市が原点だった。

 夢をふくらませた思い出の地に戻ったからこそ、現状に「ふがいない成績が続いている」と唇をかんだ。続けて「9月場所で活躍できるよう、しっかり頑張りたい」と力説。不言実行の男の精いっぱいの所信表明に、復活への強い思いがにじんでいた。【高田文太】

最終更新:8/11(土) 4:27
日刊スポーツ