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「ヤンキー」消えた…夜の定時制高校は今 入学前の評判は悪いけど、まるで大学?給食も 最年長は22歳

8/15(水) 7:00配信

withnews

【#withyou ~きみとともに~】
 夜間定時制高校。10年ほど前に高校生だった記者の時代には、少しやんちゃな生徒が行くようなイメージがありました。それよりも昔は、だいぶ荒れていたという話も聞きます。全国的に夜間の定時制が縮小する傾向にありますが、そういえば現在はどうなっているのか。ちょっと怖い、と思いながら何度か通った福井の定時制高校はイメージと全く違いました。どちらかというと大学に近く、自由でのんびりした感じ。生徒たちとおいしく食べた給食を中心に定時制高校での半年ほどの取材を振り返ります。全日制だけでなく、定時制も進路の良い選択肢ではないでしょうか。(影山遼)

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荒れていた人たちは?

 取材をしたのは、記者が2018年の春まで赴任していた福井県。募集を停止する学校が相次ぎ、県内で募集を続けるのは1校だけになっています。2017年春ごろから半年近く取材をさせてもらいました。

 テレビ朝日系の「アメトーーク!」では、2017年9月に「定時制高校芸人」が放映されていましたが、その中を見てもヤンキーっぽい芸人は皆無でした。

 いつも高校に行くと教頭先生が案内してくれました。教頭によると、この高校には定時制と通信制があります。そして、定時制は午前・午後・夜間の三つのコースに分かれています。基本は4年で卒業できるようにカリキュラムが組まれているそうです。

 夜間に話を絞ると、ここ数年の入学者数は1桁。人数は少ないです。また、取材当時の最年長は22歳でした。これもイメージと違い、若い人が多い高校でした。

 一方、経済的な理由や社会勉強の観点からアルバイトが推奨されていて、働きながら学ぶ生徒は8割強に上るなど、昔の役割も維持しています。

 中学時代に対人関係がうまくいかずに、不登校だった生徒も多いといいます。

 教頭は30年ほど前に新卒で勤務したのが定時制でした。「昔は体を張って生徒に対応することもありました。けれど、久しぶりに戻ってきた定時制は穏やかな感じになっています」

 担任の教諭は「働きながら学ぶ生徒にとって役割はますます大きなものになります。人が多いところが苦手という子にも夜間は必要な存在です」と強調しました。

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最終更新:8/15(水) 20:16
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