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ねぶた祭のコイン駐車場、1時間5千円 普段の16倍超

8/11(土) 5:32配信

朝日新聞デジタル

 2~7日に青森市で開かれた青森ねぶた祭の期間中、近くのコインパーキングが1時間あたり5千円の利用料金を設定し、気づかずに駐車して高額請求を受ける利用者が続出した。中には6万5千円支払った人も。「せっかくお祭りに来たのに」と憤る声が上がっている。

【写真】発券機にも、青森ねぶた祭期間中の「特別高価格」に注意を呼びかける貼り紙があった(青森市、読者提供)

 この駐車場は青森駅から約400メートルの市中心部にあり、ねぶたの運行コースにほど近い。青森県平内町の男性(24)は4日夕に駐車し、ねぶたを見てから車内で仮眠。翌朝車を出そうとしたところ、7万5千円を請求されて驚いた。

 提携する向かいの「ホテルJALシティ青森」でランチ代1600円を支払って2時間分を無料にしてもらったが、それでも請求は6万5千円。コンビニのATMでおろして千円札65枚を支払い機に投入した。

 ねぶたの期間中は例年、近隣の駐車場は軒並み満車になる。「『空』の表示を見てラッキーと思い、料金の看板は目に入らなかった」。お金がなくなり、帰省する旧友との飲み会をキャンセルしたという。

 熊本市から子ども2人を連れて観光にきた女性(45)は5日、土産を買おうと10分ほど駐車場を探し回り、空きのあったこの駐車場に入庫。約40分後に出庫しようとして、5千円を請求された。「20万円もかけて青森に来たのに、祭りの思い出がぼったくりになった」。自身は青森市出身だが「二度と青森に行きたくないという人が出てきてもおかしくない」。

 この駐車場は東京の管理会社「パラカ」が運営。普段なら昼間の利用料金は20分100円で、ホテルJALシティ青森の宿泊者や飲食客はさらに優遇される。

 パラカとJALシティは「一般客に利用をあきらめさせ、宿泊者の駐車スペースを確保するためだった」と釈明。看板の表示で注意を呼びかけ、発券機にも同様に表示したが、請求に驚いてホテルに相談に来る人が10人以上いたという。

 JALシティの上楽宗之総支配人は「問題ないと思ったが、表示を見ないで入ってしまった人がいたようだ」。お金を支払った人には、5千円分の金券を渡すことにしたという。パラカの担当者は「想定外の事態。決してぼったくろうとしたわけではない」と話している。(中野浩至、板倉大地)

朝日新聞社