ここから本文です

都会を離れて、アボカド栽培 ジェイソン・ムラーズが「ヒットしたあとの人生」を語る

8/11(土) 7:11配信

BuzzFeed Japan

シンガーソングライターのジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)。2002年にメジャーデビューを果たし、王道ラブソング『I'm Yours』から早10年。ポジティブでパワフル、かつソウルフルな曲で、聴く人々を前向きにさせてきた。8月10日にリリースされる最新作『Know. / ノウ。』も、温かみのあるポジティブさが溢れるアルバムとなっている。

ジェイソン・ムラーズの歌に向かう姿勢や人生の葛藤、そしてセカンドライフとなりつつあるアボカド・コーヒー農園について語ってもらった。【山光瑛美 / BuzzFeed】

自分のアイデンティティって…なに?

ーー王道ラブソング『I'm Yours』がリリースされてから今年で10周年ですが、アーティストとして、もしくは人として何が変わりましたか?もしくは変わらなかったことは?

『I’m Yours』が収録されたアルバム『We Sing. We Dance. We Steal Things.』がリリースされた2008年は、ソウルワークや、自然のなかでヨガなど運動をたくさんしていたんです。

でも、アルバムが出てから、すごく仕事が忙しくなったり、アイデンティティに悩んだり……とにかく混乱することがあって。

そいうこともあって、今回のアルバムでは「当時は何をやりたかったんだっけ?」と振り返りたかった。それを意識しているという意味では、変わっていないと思います。

逆に変わったことは…歌詞で使う言葉かな。

10年前の僕は、正直、歌詞がどういう意味を持っているのかもよく理解せずに歌っていたんです。でも、無意識に僕が育ったアメリカ南部ヴァージニア州の方言やよく使われているフレーズを歌っていたりして。

それに気づいてからは、言葉を大切にするようになりました。

ーーアイデンティティで悩んでいたのというのは、アーティストとして…?

アーティストだけじゃなくて僕自身、全体として。

自分をアーティストとして公にさらけ出していると、常に監視されているようで。評価される時もあれば批判を受ける時もある。これが原因で、自分自身を過度に判断するようになってしまったんです。

「何者かにならなきゃ。完成した人間でいなきゃ」と。

そこで、よく帽子をかぶることで自分を「帽子の人」として見るようになったけど、僕以外の人も、僕のアイデンティティを衣装と結びつけるようになっちゃって。

苦しんでいたのは、毎回ずっと同じものでいたくなかったから。違うことをやってみたかったんです。

人生短いからこそ、やることとか服装、髪型、ヒゲを変えたらどんな感じになるのか知りたいし……とにかく未完成でいたい。

それでも、違うことをやっていると、やっぱり判断されたり評価されたりしているような気がして。でも、最近はだいぶ良くなってきたよ。

歳をとっていけばいくほど、「いいじゃん、そんなこと気にすんな。これが自分なんだから」と思えるようになってくるからかもしれない(笑)。

1/4ページ

最終更新:8/11(土) 7:11
BuzzFeed Japan