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【夏の運転トラブル注意】過信は禁物、最新の自動ブレーキもゲリラ豪雨にはかなわない

8/11(土) 9:06配信

carview!

まだまだ万能の安全装備ではない

いまや軽自動車にもAEBS(アドバンスド・エマージェンシー・ブレーキ・システム)が標準装備される時代だ。AEBSという言葉は聞きなれないという人も、「自動ブレーキ」や「衝突被害軽減ブレーキ」という言葉なら目にしたこと、耳にしたことがあるのではないだろうか。

【動画】豪雨のとき、前方の車や歩行者はどう見える?

ドライバーが居眠りや、わき見をしていても、機械(クルマ)が前方の状況を検知して、衝突や事故の危険性があるときに自動的にブレーキをかけ、衝突を回避(もしくは被害を軽減)してくれるという最新の安全装備である。

よそ見をしていても、自動的にブレーキをかけてくれる装置と聞けば、視界が悪くなるようなシチュエーション、例えばゲリラ豪雨などでもドライバーを補助してくれると思うかもしれないが、残念ながら現代のAEBSは、そのレベルまで至っていない。むしろ、雨天時にはAEBSの性能は落ちてしまうし、状況によっては機能がキャンセルされてしまうことさえある。まだまだ万能の安全装備ではない。

AEBSの機能が落ちてしまう理由は大きく2つ

まず、AEBSは前方の状況を検知するセンサーとして超音波ソナー、赤外線レーザー、カメラ、ミリ波レーダーといったセンサーを使っている。どれかひとつだけを搭載しているクルマもあれば、複数のセンサーを組み合わせることで性能を上げているクルマもある。ただ、いずれにもしても歩行者を認識するためにはカメラを使うことがスタンダードだ(一部、ミリ波レーダーだけで歩行者を認識しているクルマもある)。

難しいことは置いておいて、カメラを使うということは人間の目で前方の状況が判別できないような豪雨では、同じくカメラでは前方の障害物を見つけられない可能性が高くなる。耐久性も求められるためクルマが使っているカメラの性能は人間の目より優れているわけではないからだ。

また、ワイパーが激しく動くことで視界を遮られるのは人間もカメラも同じだ。さらに、カメラを用いたAEBSの中にはワイパーを高速作動させるだけで機能がキャンセルされてしまうクルマもある。機能がキャンセルされたことはメーターなどに表示されるが、豪雨の際にそこまで気が回るドライバーも少ないだろう。

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最終更新:8/17(金) 14:24
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