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【特集】真備に戻るか・離れるか…ふるさと思う 被災家族それぞれの決断

8/11(土) 8:50配信

KSB瀬戸内海放送

 未曽有の豪雨災害から1カ月が経ち、浸水被害を受けた人たちも新しい生活に向けて歩き始めています。ふるさとを思い、それぞれの決断をした倉敷市真備町の3組の家族を取材しました。

 西日本を中心に猛威を振るった平成最悪の豪雨災害。岡山県では61人の尊い命が犠牲になりました。

 このうち51人の犠牲者を出した倉敷市真備町では、町の約4分の1が水没し、約4600棟が水に浸かりました。

 発災から1カ月が経ち、片付けが終わった家が多くなってきました。しかし、ほとんどの家が、元の状態とは程遠く住める状態にはありません。

1階が水没…2階に5人で暮らす家族

 そんな中、水没した町に温かい光が漏れている家がありました。

(自宅の2階で暮らす/森田英之さん)
「1階の電気も最近ようやくつながるようになったんで」

 真備町辻田の家で暮らす森田英之さん(43)です。森田さんの家は1階が水没しましたが、2階は被害がありませんでした。そのため、今は2階で家族5人で暮らしています。

(自宅の2階で暮らす/森田英之さん)
「直せるかどうかっていう問題と向き合っている状態なので、直せないかもしれないので金額によっては、リフォームを目指して進められることにまず、時間を使うしかないので」

小さな食卓で味わう温かいごはん

 食事時、避難所でもらった弁当、炊飯器で炊いたご飯に加えて、温かいおかずも1品あります。
 妻の由香里さん(45)が子どもたちの健康を考えて、カセットコンロなどを使って作りました。少し小さな食卓を5人で囲みます。

(自宅の2階で暮らす/森田英之さん)
「こうやって近い距離で5人家族で食事することもそんなになかったですし、こんなこと言っちゃいけないんでしょうけど、貴重な時間かなと、前向きに考えようとしています」

(妻/森田由香里さん)
「この2階に住んでいると、1階とのギャップが大きすぎて、現実と夢の間にいるような感じがするところはあるんですよね」

 被災直後、数日は避難所で生活していましたが、よりストレスが少ない居場所を求めて、住み慣れた家に戻る決断をしました。

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最終更新:8/11(土) 8:50
KSB瀬戸内海放送

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