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「シャペよ、永遠に」=シャペコエンセのドキュメンタリー映画がブラジル公開

8/11(土) 3:33配信

ニッケイ新聞

 ドキュメンタリー映画「シャペよ、永遠に」(原題・Para Sempre Chape、監督ルイス・アラ)のブラジル公開が8月9日から始まった。
 この映画は、ブラジル南部の小規模チーム、シャペコエンセが、南米大陸規模で覇を争うスル・アメリカーナ杯決勝を戦うためにコロンビアのメデジンに向かう途中で飛行機事故に遭ったが、残されたチーム関係者やサポーター、事故後にチームにやってきた監督や選手らが力を合わせ、チーム再建のために立ち上がった様子を伝えるものだ。
 事故では監督、選手をはじめ、乗務員も合わせて合計71人が命を落とし、生き残ったのはわずか6人だけだった。撮影はメデジン(コロンビア)、シャペコ(ブラジル)、モンテビデオ(ウルグアイ)、バルセロナ(スペイン)で行われ、生存者やその家族、遺族、救出にあたった当局者や、関係者に対するインタビューによって、彼らの生の言葉を紹介している。
 映画は冒頭の25分間で、1973年設立のシャペコエンセの歴史を振り返る。1977年のチーム初タイトル(サンタカタリーナ州選手権優勝)や、1990年代のチーム全体の底上げ、2009年以降、全国選手権の4部から1部に短期間で駆け上がった様子、スル・アメリカーナ杯出場権獲得までが紹介されている。ゴールキーパーとして、チームの最も良い時期を過ごしたニヴァウドは、この作品でも頻繁に登場する。
 映画はその後、飛行機事故の様子を描写する。奇跡的に命をとりとめた人や救助にあたった人などの肉声が見る人に被害の凄まじさを伝え、生存者の言葉やショッキングな映像が続くが、事故後のシャペコ市とメデジン市の連帯の様子などは心を打つ。
 最後の15分間では、シャペコエンセ再建の様子、事故の翌年の2017年のサンタカタリーナ州選手権優勝や、事故後にチームにやってきた選手たちの様子、また、事故から生き延びた3選手(ジャクソン・フォルマン、アラン・ルシェル、ネット)の人生の他、世界的名門チーム、スペインのFCバルセロナに招待されて出場した親善試合の様子が紹介される。

最終更新:8/11(土) 3:33
ニッケイ新聞

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