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行き先は「修羅の国」!? ザコと行く「京急ヒャッハートレイン」走る! 種もみ運びも

8/11(土) 16:41配信

乗りものニュース

肩パット着用のザコとの旅 車内放送は「ヒャッハー!」

乗りものニュース

 出発駅はサザンクロス――ではなく品川、終着駅は修羅の国――ではなく三浦海岸(神奈川県三浦市)。そんな「ザコと行く三浦海岸!京急ヒャッハートレイン」が2018年8月11日(土)、『北斗の拳』とのコラボで運転されました。

【写真】見えたらヤバイ! 京急電車の車内に現れた「死兆星」

 現在実施されている、京急120周年と『北斗の拳』35周年を記念した「北斗京急周年のキャンペーン」の一環として走ったもの。「北斗京急周年のキャンペーン」の名称は、主人公ケンシロウのセリフ「執念!! おれを変えたのはきさまが教えた執念だ!!」に由来するそうです。

 列車には、肩パットなどを装着したザコたちが同乗。ザコは2017年9月に行われた舞台『北斗の拳 - 世紀末ザコ伝説 -』出演者で、「ヒャッハー!」と車内を盛り上げます。なお「ザコ」とは、“荒廃した世紀末”が舞台の『北斗の拳』に登場する、いわゆる雑魚キャラクターのこと。そのザコたちの象徴的なセリフのひとつが「ヒャッハー!」です。

 9時02分、ザコと乗客による「ヒャッハー!」のかけ声とともに、列車はサザンクロス――ではなく品川駅を発車。もちろん、車掌もザコ。「ヒャッハー!」なテンションで車内放送が行われています。

 なお、参加費は1人6000円(税込み。列車乗車と合わせて「北斗の拳&蒼天の拳 スペシャルミニライブ&トークイベント」などを楽しめる)。発売から2日で完売したそうです(募集は100名)。

種もみを運び、「見えてはいけない星」が見える車内

「ザコと行く三浦海岸!京急ヒャッハートレイン」では、車内でおにぎりの軽食が配布されましたが、凝っていました。

 まず、ザコと乗客たちで「今日より明日」とつぶやきながら「種もみ」を運び、それからおにぎりをいただくという、『北斗の拳』のストーリーをもじったもの。おにぎりに使われているお米は、北海道で育成された品種「ななつぼし」です。

 車両には、『北斗の拳』キャラクターなどのラッピングが施された新1000形電車8両編成を使用。そのうち2両は、今回の「京急ヒャッハートレイン」運行にあたり、『北斗の拳』フォトパネルや窓タペストリー、シートカバー、天吊り幕で装飾した特別車両にされ、乗客たちはそこで、ザコと一緒に記念撮影を楽しみました。

「こいつらの名前は聞いたことあるが、見たことはないな! おれらはザコだからな! あ、ジャギ様の像は見たぞ!」

 主人公のケンシロウといったメインキャラクターらが描かれたフォトパネルに対し、そう言うなど、ザコたちのアドリブによる車内の盛り上がりも印象的でした。

 また車内では、「秘孔『龍頷(りょうがん)』の効果は?」「キングの軍団の四重臣がケンシロウに倒された正しい順番はどれ?」といったクイズ大会も行われています。

「京急ヒャッハートレイン」は10時07分、およそ1時間で修羅の国――ではなく、三浦海岸駅に到着。乗客たちは、スペシャルミニライブ&トークイベントが開催される三浦海岸海水浴場「OTODAMA SEA STUDIO」へ向かっています。

 ちなみに装飾された特別車両では、「見えてはいけないもの」が、場合によって見えてしまうことがありました。天吊り幕に描かれた北斗七星、その近くで鈍く輝く星――。作中で、それが見えるとその人の死が近いとされている「死兆星」です。天井を見る角度によって、それが現れる仕掛けがされていました。

恵 知仁(鉄道ライター)