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【レビュー】『オーシャンズ8』キャストの妙と劇場で観る理由

8/11(土) 8:12配信

dmenu映画

豪華スター共演により、プロの窃盗団の活躍を描いた『オーシャンズ11』(2001年)は、3作品が制作される人気シリーズとなった。現在公開中の最新作『オーシャンズ8』は、女性版としてキャストを一新。全米で公開されるや過去シリーズを超える大ヒットを記録している。早くもシリーズ化の話も聞こえてくる、本作のレビューをお届け!

デビー・オーシャンを演じるのはサンドラ・ブロック

新しく生まれかわる『オーシャンズ8』が発表された時点で、誰がオーシャンの役割をつとめるのかは非常に気になる点だった。ユーモアと風格があるチームのリーダーで、前に出すぎず、でもおいしいところは持っていく。そんなポジションに選ばれたのは、ダニーの妹であるデビー・オーシャン。そして、そのデビー役に抜擢されたのがサンドラ・ブロックだ。

人気女優のアン・ハサウェイは、「サンドラ・ブロックが女性キャストで新しい『オーシャンズ』をやるらしい」という噂を聞きつけた時点で、「それって最高の仕事じゃない?」と、早々に出演を決めたという。また、本作の制作は“サンドラありき”で進んでおり、彼女にオファーが出された時は、脚本も完成していなかったというのだ。

人気女優から愛されるだけでなく、その高い演技力からスタッフの信頼も厚いサンドラの配役は、作品を観れば誰もが間違っていなかったと確信するだろう。男性版でジョージ・クルーニーが演じた兄ダニー・オーシャンと同様、そこにいるだけでリーダーだとわかる存在感を持つサンドラが扮したデビーは、冒頭のシーンで、高級ホテルのスタッフを見事な手際で欺き、無料で宿泊する“詐欺”を披露してくれる。

サンドラといえば、数々の出演作をヒットさせ、コメディエンヌとしての評価も高く、オスカーも獲得している実力派女優だ。今作で演じるのは“犯罪者”だが、彼女が演じることで、高級ホテルのスタッフがあっさりと欺かれても、“仕方がなかった”と納得せざるを得ない、気品すら感じられるシーンになっている。

さもすれば憎まれるであろう役柄にも妙な説得力を持たせ、颯爽と演じてしまう実力こそが、“オーシャンズのリーダー”に抜擢された要因なのだろう。

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最終更新:8/11(土) 8:12
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