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スズキ不正、データ残ってないのに「問題なし」

8/11(土) 11:25配信

読売新聞

 完成車の排ガスや燃費を不適切な方法で測定していた問題で、スズキが二輪車の排ガスの数値を検証するデータが残っていなかったにもかかわらず、社内調査で「問題ない」と判断し、国土交通省に報告していたことがわかった。現状ではメーカーにこうしたデータの保存義務はなく、国交省は今後、メーカーに保存を義務付ける方針だ。

 スズキによると、排ガス数値の書き換えの有無や、検査時の速度などが規定に沿っているかどうかを示すデータが残っていなかった。保存する社内規則がなかった上、機器が古くて記録が残らなかったという。

 客観的に検証ができない状態だったが、スズキは検査員の「不適切な処理を行っていない」との回答を受け、国交省に報告していた。

 スズキは「聞き取り調査を信じたとしか言いようがない」(広報)とするが、国交省内には「元データが残っていないのに、なぜ問題がないと言い切れるのか」(同省幹部)との見方もある。国交省は今後、スズキからの報告を詳細に調べる。

最終更新:8/17(金) 0:10
読売新聞