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「起訴すべきだった」=画期的と遺族側弁護士―日航ジャンボ機墜落

8/12(日) 6:35配信

時事通信

 遺族組織「8・12連絡会」顧問の海渡雄一弁護士の話 供述調書を見たことはないし、一人一人の供述も聞いたことがない。

 全容が明らかになったのは画期的だ。予見可能性をうかがわせる供述もあり、重要だ。この供述を見ても、検察審査会が不起訴不当と議決した2人について、検察は起訴すべきだった。

 当時の検察審査会には、強制起訴の制度がなく、捜査資料や供述内容が世の中に出ないまま闇に葬られた。これをいつか世に出せないかと思っていた。それをやってくれたことになる。

 1990年、2回目の関係者不起訴とした後、前橋地検が理由の説明会を開いた。検事正は捜査資料が保管されたキャビネットを開けた。実況見分の写真などは見られたが、ほかの捜査資料は誰も見ていない。

 東京電力福島第1原発事故では、検察審査会の議決に基づき、旧経営陣が業務上過失致死傷罪で強制起訴され、さまざまな資料が法廷で公開された。

 日航機墜落事故も関係者を起訴し、裁判所で審理すべきだった。個人の責任追及はできなくても、(供述の報道で)何が起きたかを明らかにする意味は大きい。 

最終更新:8/12(日) 12:52
時事通信