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伝統行事「火流し」お手伝い任せて/黒石・大川原で青学大生がボランティア

8/12(日) 11:56配信

Web東奥

 青山学院大学の学生ボランティア14人が青森県黒石市大川原地区に滞在し、同地区で16日に行われる伝統行事「大川原の火流し」の準備などに協力している。11日は男子学生4人が、集落を流れる川沿いにちょうちんを取り付ける作業を手伝った。大川原町内会の佐藤米一会長は「若い人に来てもらうと地域が活気づく。今年の火流しがにぎやかになればいい」と期待している。

 一行は、同大学のボランティアサークルに所属する1~3年生の男女。学生側が夏休みを利用し青森県でのボランティアの受け入れ先を探したところ、同市が受け入れ、大川原町内会が協力した。学生は10日に夜行バスで青森県入りし、17日まで同地区のふくじゅ草会館に寝泊まりしながら農作業や祭りの手伝いをする。

 11日は午前8時ごろから作業を始めた。学生は電球とちょうちんを川沿いに配置。地区に住む電気工事士の高橋春樹さん(48)の手ほどきを受けながら、脚立に上がり、あらかじめ準備しておいた電線に紅白のちょうちんを付けた。

 国際政治経済学部2年の竹村理央さん(19)は「地元の人は、言葉はちょっと難しいが、本当に優しい。自分たちが来て喜んでもらっているので、それに応えられるような活動をしたい」と話した。

 ほかの学生たちは市内の花き農家で花をたばねる作業を手伝ったり、農産物販売を体験した。

 火流しは同地区に650年以上続くとされ「舟子」と呼ばれる男衆が帆柱に火を付けたカヤ舟を引きながら中野川を下る。第159回芥川賞を受賞した高橋弘希さん(38)=十和田市出身=の「送り火」に火流しを連想させる場面が登場することから、地元では集客の増加や行事の盛り上がりに期待する声が上がっている。

最終更新:8/12(日) 11:56
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