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蔡総統、中南米2カ国外遊に出発 パラグアイ新大統領就任式に出席へ/台湾

8/12(日) 19:03配信

中央社フォーカス台湾

(台北 12日 中央社)蔡英文総統は12日午後、中華民国と外交関係を持つ中米ベリーズと南米パラグアイを訪問するため、桃園国際空港を出発した。蔡総統の外遊は5度目でベリーズへの訪問は初。パラグアイではマリオ・アブド・ベニテス新大統領の就任式に出席し、他国の元首とも面会する。蔡総統は出発前、「台湾をリードし、外交の空間を広げることは私の総統としての責任だ」と述べた。

独立志向とされる蔡政権が発足して以来、中国は台湾への外交圧力を強めている。蔡総統はこの日、空港で談話を発表。台湾が「民主主義や自由を堅持する国家」であることを世界にアピールする姿勢を示し、「われわれの意志が確固たるものであれば、台湾の存在を消し去ることは誰にもできない」と語った。

外遊は20日までの9日間。現地時間14日にパラグアイに到着した後、台湾とパラグアイが共同で設立した工業大学の看板除幕式への出席などが予定されている。新大統領就任式は15日に行われ、式典に出席する他の国交締結国の代表などと会談する。ベリーズには16日から18日まで滞在し、コルビル・ヤング総督から勲章を受けるほか、ディーン・バロウ首相を訪問する。

今回の外遊では、往路で米ロサンゼルス、帰路でヒューストンを経由し、それぞれ1日ずつ滞在する。今年3月に台湾と米国間の高官による相互訪問を促進する「台湾旅行法」が成立して以来、蔡総統が米国を訪れるのは初めて。米国では華僑団体とのパーティーへの出席などが予定されている。また、蔡総統が米政治家と面会する可能性もあるとみられている。

外遊には陳菊・総統府秘書長(官房長官に相当)が同行する。陳秘書長は蔡総統がパラグアイに発った後も米国に残り、華僑団体などと交流するという。

(呂欣ケイ、葉素萍/編集:楊千慧)