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日本人初の保母 豊田芙雄の功績紹介 県立歴史館 資料73点展示 13歳直筆や講義録、写真

8/12(日) 7:00配信

茨城新聞クロスアイ

日本人初の幼稚園保姆(ほぼ)(教諭)で水戸市出身の豊田芙雄(とよだふゆ)を紹介する展覧会「幼児・女子教育の先覚者 豊田芙雄」が11日、同市緑町2丁目の県立歴史館で始まった。直筆の文書など同館所蔵の資料73点を公開し、日本の幼児・女子教育の開拓者の功績を振り返る。

豊田芙雄は1845年、生まれ。水戸藩士、藤田東湖のめいに当たる。73年、同市五軒町に創設された発桜(はつおう)女学校(小学校)の教師を務めた後、75年に東京女子師範学校(現在のお茶の水女子大)に赴任。76年、同校付属として日本初の幼稚園が開設され、「日本の保姆第1号」となった。

今展は芙雄の生涯を文書や写真などで紹介。武家の女性が心得ておくべき日常の礼儀をしたためた13歳時の直筆文書や、教員時の講義録、晩年に詠んだ短歌などが鑑賞できる。また、生徒が芙雄について記した資料も展示。厳しくも温かな教師像がつづられている。

「明治150年」を迎える節目として、本県関係の明治期の行政文書33点を公開する「見て学ぶ明治」も同時開催。廃藩置県や地租改正、鉄道敷設などの所蔵資料の他、明治初期に掲示された貴重な高札も展示している。

資料に見入っていた東海村、70代女性は「(芙雄は)当時の女性としては優秀だったことが分かる。行動力や優しさも伝わってきて感動する」と感想を話した。

両展は9月24日まで。午前9時半から午後5時。9月15~21日は70歳以上の入館が無料となる。(勝村真悟)

茨城新聞社