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メジャー2勝目なるか スコットの亡き仲間への思い

8/12(日) 15:41配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇メジャー最終戦◇全米プロゴルフ選手権 3日目(11日)◇ベルリーブCC(ミズーリ州)◇7316yd(パー70)

通算12アンダーで単独首位に立ったブルックス・ケプカを追う1番手に、アダム・スコット(オーストラリア)が手を挙げた。第3ラウンドでベストスコアとなる「65」をマークし、2打差の10アンダー2位で最終組に入った。

スコットは序盤の3番(パー3)、得意の長尺パターで5mを沈めてバーディを先行させた。残り152ydをピンそば60㎝につけた5番から2連続バーディ。バックナインは15番で唯一のボギーをたたいた直後、16番(パー3)から再び2連続で盛り返した。

2013年の「マスターズ」王者はここ2シーズン優勝がない。今年6月には「全米オープン」に出場するため、地区予選会にも参加した。「こんな状況はしばらくぶりだから、フラストレーションもたまっている。でも争いに加われて良かった」。世界ランキングは現在76位に低迷しながら、久々にメジャータイトルを競い合う喜びを感じている。

今大会は開幕前日、悲報に揺れた。白血病で闘病生活を送っていた米下部ツアー2勝のジャロッド・ライル(オーストラリア)が逝去した。緩和治療に切り替えてから数日での訃報を受け、悲しみに暮れた選手たちは前週の「WGCブリヂストン招待」に続いて黄色いリボンをつけてプレー。同郷のジェイソン・デイは「彼は人生の半分で病と闘った。それでいて、いつも明るくポジティブだった。すごいことだ」と思いをはせた。

スコットにとってライルはジュニア時代からの仲間だ。オージーとして「勝てたら喜びは2倍になる」と言った。「でも誰が勝とうとも、ジャロッド・ライルを知る人であれば、彼について思うことがあるはずなんだ。彼のことを考えずにいるのは難しい。今週はみんなが彼を思ってプレーしているよ」。ライルは国境に関係なく、多くの人に愛された。最終日の戦いを前にスコットはそう強調した。(ミズーリ州セントルイス/桂川洋一)