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危機乗り越え「ヤットサー」=阿波おどり開幕―徳島

8/12(日) 18:46配信

時事通信

 徳島市の夏の風物詩「阿波おどり」が12日、開幕した。

 主催団体の破産などで一時は実施が危ぶまれたが、独特の「騒き(ぞめき)」と呼ばれるリズムに乗せて優美な女踊りと勇壮な男踊りが繰り出すと、「ヤットサー」の掛け声に観客から大きな歓声が上がった。

 4億円を超える累積赤字の処理をめぐり、市と主催者の一つである市観光協会が対立。市は協会を破産させ、新たに実行委員会を設置した。

 実行委員会はメイン会場に観光客が集中し、ほかの有料会場でチケットが売れ残っているのが収益悪化の一因と判断。メイン会場で14グループ計約1500人が踊りを披露する「総踊り」を中止し、有料の4会場に分散することを決めた。

 総踊りは最大の見せ場で、「阿波おどり振興協会」がこの決定に反発。一部の演目に参加しないことを決めた。

 それでも、著名グループで踊る若田誠司さん(60)は「ネガティブなことも多いが、われわれは一生懸命踊りを披露するだけ」。会場付近で飲食店を経営する60代の豊永彩子さんは「踊るときは仲良く平和にやってほしい。争いだけはない4日間になってくれれば」と語った。 

最終更新:8/12(日) 20:38
時事通信