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<夏の高校野球>二松学舎大付の右田、「右」打ちで決勝点

8/12(日) 17:25配信

毎日新聞

 ○二松学舎大付(東東京)5-2広陵(広島)●(12日・阪神甲子園球場、2回戦)

 ◇二松学舎大付・2年 右田稜真中堅手

 土煙が舞うほどの強いゴロが一、二塁間を破ると、利き腕の右手を突き出した。名字を連想させる「右」打ちで決勝点を挙げた。

 七回1死二、三塁。外角中心の配球だったことも踏まえて「外だけを狙った」。前進守備ながらも右打ちを警戒し一、二塁間を狭めていた守備網を破れたのは、割り切った打撃だけが理由ではない。

 周囲から「右ちゃん」の愛称で呼ばれる。右打ちの「キャリア」は既に5年以上。速球が打てなかった小学生の頃、「コーチから『右田なんだから右に打て』と言われてきた」と笑う。意識し続け、今では最も得意な打ち方に。「球をよく見るのと、右の腰を入れて打つのがポイント」。コツを聞かれても右から左へ答えられる。

 東東京大会後は体が早く開かないように緩い球を引きつけて打つ練習を繰り返し、甲子園に向けて武器を磨いてきた。試合後のお立ち台。「右打ちの右田を襲名したかな」と問われると、やや赤くなった頬を上げながら元気よく答えた。「はい。お願いします」

【安田光高】

最終更新:8/12(日) 20:27
毎日新聞