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明石商・狭間監督、「スモールベースボール」報道に燃えた脅威の粘り

8/12(日) 11:15配信

スポーツ報知

◆第100回全国高校野球選手権記念大会第7日 ▽1回戦 八戸学院光星9―8明石商=延長10回=(11日・甲子園)

 夏初陣は、壮絶な打撃戦の末に敗れた。延長10回2死一、二塁。中森俊介(1年)が左前安打を許し、左翼の来田涼斗(1年)がはじいて勝ち越されると、6点差を追い付いた明石商打線にも反撃の力は残っていなかった。「悔しいですね。4失策はしんどいですね」と狭間善徳監督(54)は表情をゆがませた。

 先発の加田悠真(3年)と2番手の福谷航太(3年)が2回までに6失点。それでも6点差の4回に4点を挙げると、3点を追う8回には2適時打とスクイズで追い付いた。相手チームの戦力を徹底的に分析する指揮官。取り寄せた青森の地元紙の表現に燃えた。「(チームについて)スモールベースボールと出ていて、怒り覚えていました。勝つぞと思っていましたが…」。驚異の追い上げは「気分が悪くなるぐらい」相手の映像を繰り返し見る熱血漢の意地の結集だった。

 明徳義塾でコーチなどを歴任したが、11年前の就任時、部員はわずか10数人。打撃マシン1台、ボールも1箱分しかなかった。16年にセンバツ初出場で8強に進んだが、夏は昨年まで3年連続兵庫大会で決勝敗退と苦しんだ。「夏は空気が違う。負けたら後が無い中で戦う、夏に出るもんだと思いました」。現在部員は、公立では異例の129人にまで増えた。

 初出場を決めた際には、差し入れのスポーツドリンクが、大所帯でも飲みきれないほど届いたという。「ようやってくれたと思います。1勝挙げて喜びたいのはありましたが」と激戦を振り返った。敗れはしたが、有望な1年生も残る。多くの収穫と悔しさを胸に、近くて遠かった初めての夏の甲子園を去った。

最終更新:8/13(月) 6:56
スポーツ報知

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