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<ヤクルト>「すごく良い感触だった」バレ逆転2ラン

8/12(日) 22:51配信

毎日新聞

 ○ヤクルト3-1中日●(12日、ナゴヤドーム)

 左手1本でバットを高々と振り上げると、ヤクルト・バレンティンは鋭い眼光のまま、左翼席に飛んだ打球の行方を見届けた。前日までの2試合では安打がなく「名古屋に来て良い働きができていなかったから、取り戻すにはここで打つしかないと思っていた」。0-1で迎えた九回、起死回生の逆転2ランで勝利をたぐり寄せた。

 3番・山田哲の内野安打で無死一塁となっての打席、初球だった。マウンドは中日の3番手・鈴木博。今季2本塁打と得意にしている右腕の149キロの直球を逃さなかった。外角高めを「すごく良い感触だった」と捉え、力で運んだ。

 ヤクルトは先発・石川が七回まで完全試合ペースで好投しながら、八回に連打を浴び降板。代わった2番手・近藤が平田に犠飛を許して先制された。それでも「(石川は)パーフェクトだった」とバレンティン。石川に勝ち星こそ付けられなかったが、後がない状況での一振りで試合をひっくり返した。

 敵地での3連戦は初戦で完封負けを喫し、昨季から数えてナゴヤドームで8連敗となったが、その後に連日の逆転勝ち。上位争いに踏みとどまった。「絶対に諦めないという精神を持っていれば、チームに良い影響をもたらせるはず」と主砲は今後の戦いを見据えた。【梶原遊】

最終更新:8/12(日) 22:56
毎日新聞