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【ロッテ】ドラ1安田、地元・大阪で凱旋プロ初安打初打点!記念球は両親に

8/13(月) 8:02配信

スポーツ報知

◆オリックス3―2ロッテ(12日・京セラドーム)

 ロッテの安田尚憲内野手(19)がプロ初安打を放った。10日の昇格後、6度目の得点圏となる9回2死満塁のチャンスで一時同点となる2点打で初打点も挙げた。

 プロ初安打の味は格別だった。安田は一塁を回ると、手をたたいて、ベンチに向かってガッツポーズを繰り出した。喜びを爆発させたルーキーは「何とか抜けてくれと思った。ホッとしました。やっとチームに貢献できた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 0―2の9回2死満塁。「緊張で膝が震えていた」中で、カウント2―2からの6球目、山本の136キロのフォークを振り抜いた。打球は一、二塁間を破る一時同点の2点打。10日に初昇格し12打席目、6度目の得点圏で快音を響かせ「どんな球にも食らいついていこうと。これまでチャンスで打てていなかったので、最後に地元の大阪で打ててよかった」と大粒の汗を拭った。

 5回の第2打席から清田に練習用のバットを使うように促された。なかなか快音の出ない後輩への“気分転換”のススメだった。ベテランの福浦からもDHで臨む試合中の準備について「ずっとベンチにいなくてもいい」と助言をもらい、ベンチ裏でダッシュやバットを振るなどして打席に向かった。頼れる先輩たちからのアドバイスも生きた。

 昇格初日はビジター用のヘルメットではなく、ホーム用のヘルメットをかぶったまま打撃練習を行った。泥だらけの練習用のユニホームのまま試合に出そうになり、「それはさすがにアカンやろ!」と先輩たちから突っ込まれるなど、19歳らしい一面も見られた。

 スタンドには母・多香子さんら親族と履正社高時代の友人、知人も応援に駆けつけた。昨年のドラフト会議後、多香子さんに人生で初めて手紙を書いて贈った。「今まで育ててくれて、ありがとう。プロ野球で頑張ってきます」と、厳しい世界で戦う決意を込めた。7月のフレッシュオールスター(弘前)では初めてプロの試合に家族を呼んだが、この試合以外の2軍戦では一切、声を掛けなかった。1軍の舞台で晴れ姿を見せたいとの思いからだった。「この喜びを誰に一番に届けたいか? との質問には「家族ですね。この3日間もずっと来てくれていたので」と即答。記念のボールは両親にプレゼントする。

 安田は「この1本に満足せずに1本、1本積み重ねていきたい」とさらなる成長を誓えば、井口監督も「“持ってる男”にはいいところで回って来るのかなと思った。もっともっとチャンスを与えてあげたい」と褒めたたえ、今後も起用し続ける方針を明かした。

 チームは延長10回サヨナラ負けで今季2度目の5連敗。7月21日以来の5位転落となったが、ドラ1ルーキーの姿は一際輝いていた。(長井 毅)

最終更新:8/13(月) 8:02
スポーツ報知

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