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仙台育英、浦和学院に完敗も須江監督イズム見せた「積み上げてきた日々は色あせたりしない」

8/13(月) 5:57配信

スポーツ報知

◆第100回全国高校野球選手権記念大会第8日 ▽2回戦 浦和学院9―0仙台育英(12日・甲子園)

 2回戦で仙台育英(宮城)が浦和学院(南埼玉)に0―9で敗れ、初戦敗退した。打線はわずか4安打。守備も4失策と乱れ、田中星流(せりゅう、3年)と大栄陽斗(あきと、2年)の両投手が計12安打を浴びた。それでも須江航監督(35)就任後、徹底してきた走塁面やカバーリングなどを大舞台でも随所に披露。この悔しさを忘れず、新たな仙台育英を作り上げていく。

 5年前の“リベンジ”を果たされた。投打に圧倒され、浦和学院に0―9で完敗。昨年12月の不祥事から立ち直り臨んだ、2年連続の聖地で力負けだ。「ワンサイドゲームなので悔しさしかない」と振り返った須江監督だったが、その後「3年生にはこの大敗で、僕らの積み上げてきた日々は色あせたりしない、と伝えたい」と言葉をかけた。

 打線は散発4安打、2回以降三塁を踏めず沈黙。投げては先発の田中が3回途中4失点でKOされ、2番手の大栄も終盤につかまった。だが1番・熊谷大貴中堅手(3年)が5回無死の第3打席、打球を処理する右翼手の緩慢な動きを突いて二塁打とする好走塁。1月に就任後、指揮官が選手たちと取り組んできた、隙があれば一つでも先の塁を狙う走塁を実践した。

 「伝統のある学校。その歴史のなかで、素晴らしいものは必ず残す。その上で新しくやってきたことがたくさんある」と話した指揮官は、まだ就任して約8か月。2015年夏の甲子園準優勝など、輝かしい結果を残した佐々木順一朗前監督(58)の後継として、今は新たな仙台育英を作っていく最中だ。前監督時から続く一体感の強さ、須江監督が求める細部にもこだわる徹底など、不祥事による6月上旬までの対外試合禁止期間に、チーム全員で取り組んできたことが、今後のチームの基礎となっていく。

 この日途中出場した主将の阿部大夢(ひろむ)捕手(3年)は「やってきたことは間違いではない。2年生はやってくれると思う」と後輩にエール。須江監督は「勝ちたい選手が目の前にいて、今年はいろんな思いがあふれていたと思う。勝利できなかったことは一生忘れずにいたい」と言い切った。前監督と違う歩みで日本一を狙う仙台育英の道のりは、始まったばかりだ。(有吉 広紀)

最終更新:8/14(火) 21:00
スポーツ報知

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