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「目的地が同じなら同一料金」とは限らない? 知っておきたい高速道路のルールと例外

8/12(日) 10:30配信

くるまのニュース

高速道路は大回りしても同一料金 ただし条件もあり

 高速道路網の発達により、様々なルート選びが可能になってきました。しかし高速道路は一部の道路を除き、基本的には距離に応じた料金がかかります。同じ出発地点から同じ目的地まで行く場合に、ルートによって料金はどう変わるのでしょうか。なお、本稿におけるETC料金の記載は休日の日中を想定しています。

さまざまなルートと料金を地図でチェック(6枚)

 たとえば、東名高速の東京ICから名古屋ICまで走行する場合、全区間で東名経由ならば325.5km、御殿場JCT~豊田JCT間で新東名・伊勢湾道を経由した場合は314.6kmという違いはありますが、料金は変わりません。

 名神高速の京都東ICから北陸道の富山ICまで、というルートではどうでしょうか。こちらも、米原JCTから北陸道経由(306.6km)でも、一宮JCTから東海北陸道経由(333.6km)でも、料金は同じです。NEXCOには、入口料金所から出口料金所までのあいだに複数の経路がある場合、「最も距離の短い経路と比べて2倍以内の距離の経路」であれば、最も安い経路の料金を適用するというルールがあるのです。

 首都圏およびその近郊では、ルートの選択肢はかなり広がります。たとえば、東北道の岩槻ICから、磐越道の新潟中央ICまでのルートを比較してみましょう。

・東北道→圏央道(久喜白岡JCT→鶴ヶ島JCT)→関越道経由:315.2km
・東北道→北関東道(岩舟JCT→高崎JCT)→関越道経由:323.0km
・東北道→磐越道(郡山JCT)経由:351.0km
・東北道→北関東道(栃木都賀JCT→友部JCT)→常磐道→磐越道経由:441.2km

 ここに挙げたルートはあくまで例ですが、どれを選んでも、普通車の通常料金で7530円、ETCの休日割であれば5220円になります。ただし注意点も。NEXCO東日本関東支社によると、ルートの途中に本線料金所があると、そこまでの料金がいったん精算されてしまうので割引が適用されないといいます。また、距離が2倍を超えたり、あまりにも長時間迂回していたりすると、「料金所でご事情を伺うこともあります」とのことです。

 ちなみに岩槻ICから東北道を上り方面へ向かい、外環道経由で関越道に入り、新潟中央ICまで利用した場合はどうでしょうか。このルートの場合は東北道の浦和本線料金所や関越道の新座本線料金所を通るため、通常料金では割引が適用されず、8700円になります。しかしETCであれば、ほかのルートと同額に割引されます。ここでは、ETC車のみ対象の「首都圏の新たな料金体系」が適用されているのです。

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