ここから本文です

飛べないタカ、また自力V消滅危機 大竹好投&スアレス復帰も最後に…ハム7戦残し負け越し

8/12(日) 11:51配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク1-3日本ハム(11日・ヤフオクドーム)

 光を勝利につなげられない。前回初登板初先発初勝利の大竹耕太郎投手(23)が6回1失点と再び好投すれば、故障を乗り越えたロベルト・スアレス投手(27)が2年ぶりの1軍マウンドで1回無失点と躍動。だが同点の9回に登板した抑えの森唯斗投手(26)が打ち込まれた。勝率5割からの貯金に5戦続けて失敗し、今季の日本ハム戦負け越しも決定。きょう12日にも自力V消滅の危機だ。

【写真】森が珍プレー マウンドから転げ落ちるも…ストライク!

■大竹の好投フイ

 がっぷり四つから最後は寄り切られた。中盤までの得点は、互いにソロ本塁打による1点のみ。同点の終盤には、両軍ともに惜しみなく勝ちパターンの救援陣をつぎ込み勝利を目指した。1-1で迎えた最終回。工藤監督はもちろん迷わず、抑えの森をマウンドへと送った。

 森は後半戦に入り前日の10日まで9試合連続無失点と安定していた。だが1死から連打と死球で満塁のピンチを招くと、田中賢に中前へ勝ち越しの2点打を許した。2点を追う直後の攻撃は、あっけなく3人で終了。借金生活逆戻りに加えて、あと7試合を残して、2年ぶりの日本ハム戦シーズン負け越しも決まった。

 「9回を託しているピッチャーが打たれたら、もうこれはチームとしてはしょうがない。こういうふうに思って、しっかり彼も割り切ってやってほしい」

 残りは47試合。工藤監督も悔しさをのみ込み、すぐに前だけを向いた。だが、奇跡の反攻へ勢いをつけるためにも、どうしても落としたくないゲームだったことも確かだ。先発の育成ルーキー大竹が6回1失点と、前回のプロ初登板に続く好投を披露。チームを勢いづかせる新星に加えて、7回にはさらなる大きなプラス材料があった。

 昨年4月に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術を受けたスアレスが、2年ぶりの1軍マウンドへ登った。1四球こそ与えたが、直球の最速は156キロを計測して1イニングを2奪三振で無失点。「強い球がいっていた。7回というところがしっかりしていれば随分と楽になる」。工藤監督もそう喜んだように、11球を投じた直球の平均球速は154・7キロと、58試合登板で大車輪の活躍をした入団1年目の2016年と変わらぬ輝きを放った。

 救援陣はサファテ、岩崎が不在で苦しい戦いを強いられてきただけに、スアレスの復帰は何よりの明るい材料だ。ただ抑えの森が失点して敗戦。波に乗れない今季のチームのちぐはぐさを物語る。7月28日の楽天戦以降、勝率5割から貯金を狙った試合は5連敗。「そうですね、うーん。まあ何とか明日勝って、5割に戻して再スタートをしていかないと」。もう、足踏みしている時間はない。

西日本スポーツ

最終更新:8/12(日) 11:51
西日本スポーツ